関東新人大会を優勝した國學院栃木・笹本直希キャプテン「ディフェンスといえば國栃というふうになるかな」 | ラグビージャパン365

関東新人大会を優勝した國學院栃木・笹本直希キャプテン「ディフェンスといえば國栃というふうになるかな」

2024/02/18

文●編集部


2月18日に行われた関東新人大会で國學院栃木が優勝を果たした。試合後、スタッフやノンメンバー、家族や関係者で作った花道を選手たちが通過していった。新チーム発足からまだ1ヶ月という中で、花園制覇した桐蔭学園相手に素晴らしいディフェンスを見せた國栃。チームをまとめるLO笹本直希キャプテンに喜びの声を訊いた。

ーー優勝おめでとうございます。素晴らしいディフェンスでした!


これで関東の中で、「ディフェンスといえば國栃」っていうふうになるかなと思い、すごく誇らしいです。


ーー決勝に向けてキャプテンからはチームにどんなメッセージを送って試合に臨んだか?


12対14で負けたとしても、0対50で負けたとしても負けは負けで内容が良かったで終わりたくはなかったんで、そこはしっかり勝ちにこだわって今日はやっていこうと言いました。

前回花園で優勝している桐蔭学園というのも頭にはあったんですけど、やっぱりどっちも新チームだし、どっちも1ヶ月ちょっとしか始まっていない、同じ土俵ということなんでしっかりそこで勝っていこうかなという気持ちで臨みました。

ーーこの新チーム、まだこれからだと思いますが、どんな雰囲気のチームですか?


関東新人大会が始まって、公式戦の試合で自分が目にするのは、ミスをした味方に少しきつくいう選手はいるんですけど、そこをカバーするようにプレーで励ますようなプレーがこのチームは多いなあと感じます。やっぱりそれは結局仲間思いなんだなと思います。


このチームには、花園で準優勝をした時の国栃を見て入学してきて、50人もいます。やっぱり一人一人が意思をもって入ってきているのでみんな意見をもって自分がもっとリーダーシップを発揮しなければと思うんですけど、自分の意見をもっているメンバーが多いのでそれをまとめるのは一苦労です。でもそうやって一人一人がしっかりしているんで、いいチームになるかなと思いますし、それをまとめ上げていこう、自分がリーダーシップをもっとあげていこうと思っています。




ーー今日の決勝戦は本当にディフェンスしている時間が長かったですが、どんな声がけをしていた?


やっぱり桐蔭さんはブレイクダウンが強いんで、しっかり1回、1回刺さらなくては止まらなかったです。刺さったとしてもボール奪えるかどうかもわからなくて、ゲインを少しずつ取られるんですけど、そこをタックルにいって、一人一人がまず倒し切る。そこで誰が良いタックルしたりだとか、ジャッカルしたりみんなの代表じゃないですけど、そこで相手のボールを奪えたらという感じでした。相手も継続してアタックしてくるなら、こっちもディフェンスを継続する、そんな感じでした。

ーー後半、桐蔭に1本トライを取られ3点差に迫られました。どんな気持ちでしたか


すごく焦りましたけど、チームのメンバーの顔を見たら全然諦めていなかったので逆に安心しました。あの時、言ってしまえば抜かれた場所が1年生の間だったので、バイスキャプテンのPR牧田玲大が「大丈夫大丈夫」って言ってくれたのでこっちも安心しました。




ーーあと1ヶ月少しで選抜大会があります。この大会で出た課題や成長させたいところは


ディフェンスは継続していても(相手に)ジリジリといかれてしまうので、やっぱり体作りかなと思います。周り見ても、やっぱり國栃は背が高い選手があまりいないんで。横に増やしてゴリラになっていかないとなと。


ーー今日は最後まで足が動いてましたね。


それはやっぱり太平山の麓に学校があるので、山で育っているんでそこは自信あります!


ーー先輩たちも3年連続でこの決勝に来ていますけど、今年のチームはキャプテンとしてどんな風に強くしていきたい?


先輩たちの意思を引き継いだタックルですかね。今日の試合は中々良かったんじゃないかと思っています。タックルで守って最後の最後でジャッカルいって、ラッシュいって、やっぱりディフェンスのチームで、ディフェンスからターンオーバーした後にカウンターでトライを取る、その形が國栃らしいんじゃないかなと思います。

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ