30日、第104回全国高校ラグビー大会は2回戦16試合が行われた。Aシード、Bシード校が登場した。勝利した16校は元日に行われる3回戦に進出する。
30日行われた2回戦の試合結果
桐蔭学園 48 - 7 流通経大柏
山梨学院 38 - 7 秋田工
国学院久我山 32 - 5 日本航空石川
高鍋 26 - 26 大分東明(抽選の結果、大分東明が勝利)
中部大春日丘 7 - 15 京都工学院
明和県央 3 - 59 国学院栃木
東海大大阪仰星 14 - 10 佐賀工
報徳学園 28 - 12 目黒学院
倉敷 65 - 7 近大和歌山
大阪桐蔭 44 - 12 長崎北陽台
東福岡 47 - 3 光泉カトリック
盛岡工 0 - 86 茗渓学園
常翔学園 81 - 14 高知中央
昌平 8 - 36 天理
東海大静岡翔洋 14 - 24 関商工
尾道 0 - 23 石見智翠館
第1グラウンドでは昨年優勝の桐蔭学園(神奈川)が流経大柏(千葉)と対戦。流経大柏の攻撃に対して落ち着いてディフェンスで対応した桐蔭がミスなくスコアを積み重ね快勝。國學院久我山(東京)も日本航空石川(石川)を1トライに封じ込め勝利。第2グラウンドで行われたノーシード校同士の試合は、山梨学院(山梨)が、秋田工業(秋田)に快勝して初のベスト16入りを決めた。
第2試合から激闘が続いた。第1グラウンド第2試合、高鍋(宮崎)と大分東明(大分)の九州対決は、序盤に大分東明が連続トライで試合を優位に進めるかと思われたが高鍋が食らいつき26‐26の同点で60分を終了。抽選の結果、大分東明が3回戦に進出する権利を獲得した。
第3グラウンドの第2試合は、シード校が敗れる、いわゆる「シードバック」が起こった。京都工学院(京都)が15‐7でBシードの中部大春日丘(愛知)を破り3回戦進出を果たした。
第2グラウンドで行われた第2試合は、明和県央(群馬)と国学院栃木(栃木)の北関東対決。この対戦は国学院栃木が貫禄勝ちで3回戦に駒を進めた。
第3試合も各グラウンドで激闘が見られた。まず第1グラウンドの東海大大阪仰星(大阪)は後半途中まで、昨年ベスト4の佐賀工業(佐賀)にリードされる展開。後半20分に逆転した仰星がそのまま勝利し3回戦進出。
第2グラウンドでは報徳学園(兵庫)が序盤立て続けにトライを決めてリードをすると、Bシード・目黒学院が後半になってアジャスト。ようやく本来のパフォーマンスが出せるようになってくるが、報徳学園も粘りのディフェンスでなかなかゲインをさせなかった。結局、目黒学院がトライを奪えたのは後半24分。試合終了間際にもトライを決めるが時間は残っていなかった。花園の初戦の戦い方を熟知していた報徳学園が「シードバック」。目黒学院を28-12で破り、3回戦進出を果たした。
倉敷は近大和歌山に大勝し、チームの目標であった「花園2勝」を果たし、3回戦では優勝候補の大阪桐蔭に挑む。
第4試合は大阪桐蔭、東福岡、茗溪学園のシード校3校が強さを見せつけて順当に勝利を収めた。
第5試合でも、常翔学園、天理が快勝。ノーシード校同士の戦いでは関商工(岐阜)が東海大静岡翔洋(静岡)との接戦に勝利し「年越し」を決めた。
そして第1グラウンドで行われた第6試合、中国エリアのライバル校対決、Aシード・石見智翠館(島根)と尾道(広島)は、春の選抜大会準優勝の智翠館が尾道を圧倒し23‐0で勝利し3回戦進出を決めた。
3回戦試合日程
1日に行われる3回戦の組み合わせは以下のようになった。
桐蔭学園 ‐ 山梨学院(10:30・1G)
国学院久我山 ‐ 大分東明(10:30・3G)
京都工学院 ‐ 国学院栃木(11:55・1G)
東海大大阪仰星 ‐ 報徳学園(11:55・3G)
大阪桐蔭 ‐ 倉敷(13:20・1G)
東福岡 ‐ 茗渓学園(13:20・3G)
常翔学園 ‐ 天理(14:45・1G)
関商工 ‐ 石見智翠館(14:45・3G)