翔太です。
リーグワンの決勝は素晴らしい試合でした。優勝を飾ったワイルドナイツのみなさん、おめでとうございます!敗れたサンゴリアスのみなさんも、素晴らしい戦いでした。日本最高のラグビーを演じてくれた両チームのみなさんに、心より謝辞を捧げたいと思います。

さて、その決勝は、僕にとってもいろいろなことを考えさせられる試合でした。
僕が思い至ったのは、ラグビーの原理原則、根本的な構造。それを理解すること、偏りなく、その諸要素を網羅することの大切さです。何か、毎年同じことを言っているような気もしますが、ラグビーではレベルが高くなればなるほど、その原則が重くなる。
レベルが上がるほど、どれかひとつの強みを押し通すこと――たとえばスクラムが強いから、フィットネスだけはどこにも負けないから――ということで勝つことは不可能になる。
そして、もっとレベルが高くなると「きょうの試合ではこうやって勝とう」というのも、ほぼありえなくなる。
そう考える理由を以下に述べます。
今回、決勝を前に僕は何段階かの仮説を立てました。