ジャパンラグビーリーグワン、トヨタヴェルブリッツに4シーズンぶりに復帰したマイケル・フーパーが今週22日、大阪・花園ラグビー場で行われるコベルコ神戸スティーラーズ戦の先発メンバーに入り、オンライン会見を行った。
トヨタヴェルブリッツ FLマイケル・フーパー
――週末はどんなプレーを見せたい? チームにどんなエネルギーをもたらしたい?
前回、トップリーグでプレーしてから4年ぶりの試合なので、エナジーを出したい。ラグビーのプレーが久しぶりなのでタックル、キャリーで役割を果たしたい。
――日本のラグビーに戻ってきた理由は?
4年前に日本にいたとき良い経験をした思い出がある。最後の試合は(現在はヴェルブリッツのチームメイトの)SO松田力也と花園で対戦しました。また家族とともにトヨタに戻ってきたい思いがあり、素晴らしいコーチ、選手がいるので戻ってきた。今季のはじめ、(ヴェルブリッツの)バックローのケガが増えて、私自身がプレーできる状態だった(ので話を快諾した)。ただ今後、ケガした選手も戻ってくるのでチームの層が厚くなると思います。(来季の契約は)ありません。
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――7人制を終えた後、どういう状況でいたのか?
セブンズはオリンピック前に終わりましたが、その後はオフの期間として過ごしていました。故郷で友人とトレーニングしていた。ラグビー面では放送局の仕事でワラビーズに帯同していました。その後は(オーストラリアのクラブ)マンリーで週1回コーチしていたが、トヨタから話があった後、トレーニングして調整していました。
――4年前はコロナ禍でした。今回はオフフィールドを楽しめそうか?
まずこのチームに戻ってくる上で、チームのみなさんに歓迎していただきました。姫野といっしょにプレーできるのも、他の選手ともプレーできるのが楽しみです。オフフィールドは4年前と異なります。食事も楽しみたいし、今回は子ども2人といっしょに来日したので雪を見せたい。日本はすばらしい国なのでオフフィールドを楽しみたい。
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――ヴェルブリッツに戻ってきて懐かしい部分や新しいと感じる部分は?
懐かしい記憶もたくさんありますが、下のフィールドやこの部屋はありませんでした。前回、(コロナ禍で)肘うちをしたりなど握手ができなかったが、現在は本来の状態に近いと思います。
――元オールブラックスSHアーロン・スミスと同じチームでプレーします。
ともにトレーニングしたり話をしたりするのを楽しんでいます。LOリッチー・グレイ、SHスミスがいる中で彼らは競争心が激しいので充実しています。
――7人制をしばらくプレーして、15人を活かせる部分は?
パスの精度が向上したと思います。7人制(のパス)は距離感があり長い。フィットネスもプラスになる。7人制も充実していたが15人制に戻って来られて嬉しい。
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――7人制が終わった後、どうしていたのか。またどのくらいコンディションが戻ってきた?
7人制で体重が落ちてしまったが、復帰してからは日本での食事が充実していたので体重を戻せた。トヨタに戻ってきてから期間が経った。5~6週間準備ができてラグビーができるコンディションに戻ってきた。ホイッスルが鳴れば全力でプレーできると思います。
――ヴェルブリッツの現状はどう見ている?
今シーズン、タフな状況になっているが残り10節、チャンスがあるので現状を変えられると思っている。良いエナジー、ラグビーを楽しむ姿勢を見せて、与えられている役割を遂行したい。全員が役割を遂行すれば、局面的ですが良いラグビーができていたと思います。
――ファンに向けてメッセージを
トヨタのファンのみなさん、こういう形で戻ってこられて嬉しい。試合に出るのが待ちきれません。試合を楽しみにしておいてください。