土永旭がリーグワンデビュー!「やっとスタートラインに立てた」 | ラグビージャパン365

土永旭がリーグワンデビュー!「やっとスタートラインに立てた」

2025/05/12

文●編集部


今シーズン、8位でシーズンを終えた横浜キヤノンイーグルス。最終節の東芝ブレイブルーパス東京戦でSH土永旭(京都産業大学)がファーストキャップを獲得した。

ウォームアップをする土永

ウォームアップをする土永


沢木敬介監督は試合後「ポテンシャルあると思います。ただ、レベル的にはまだまだ全然だし、ファフもいる。こういう環境の中でしっかり成長できれば将来は本当に楽しみな選手」と話した。


京都産業大学では9番を背負い選手権を戦った。同期ではソロモネ・フナキと辻野隼大(いずれも神戸スティーラーズ)が一足早くリーグワンデビューを果たしている。「悔しい部分もありましたけど、自分にフォーカスしていた」と話す。ファーストキャップに立った思いと、練習をともにする世界的プレーヤー、ファフ・デクラークから教わったこととは。

横浜キヤノンイーグルス SH土永旭

イーグルスに来て3ヶ月で、いろいろな選手から吸収できるものがあって、大学に比べると競争も激しいですし、その中で今日ファーストキャップ取れたということは自分のステップアップにもつながるし、この試合でいろいろ学べるものがありました、やっとスタートラインに立った、ということを意識して成長していくしかないと思っています。

土永旭

土永旭

ーーいい判断でキックしたプレーもありました。手応えは?


自分のプレーも通用するところがあったんで、自分の武器であるキックであったr,そういうのをどんどん磨いて、チームにコミットできるようにしていきたいですね。


ーーファフ・デクラーク選手から学ぶことは


プレー中の判断の部分であったり、そういった細かい部分に関しては、やっぱり学ぶものは多いかなと思います。練習終わった後、キックをしていると、話しかけたり、こうしたらいいよっというのを言ってくれるので、そういったところはしっかり吸収しながら、自分の武器として加えていきたい。

ーーアップの時やピッチ入った時、表情が固いかなと見えましたが、実際は?


周りの人たちがもう楽しんでこい、っていう声をかけてくれてたので、ピッチに入った時はもうやるしかないので、楽しんでやろうという思いでピッチには立ちましたね。


ーー神戸の二人(辻野隼大、ソロモネ・フナキ=京産大の同期)はひと足早くファーストキャップを取りましたね。


同期がピッチに立って試合をしているところ、また見る立場というのは、悔しい部分もありましたけど、自分にフォーカスして、周りは周りで、自分は自分、というように思っていました。そこまで焦りとかはなかったです。


ーートップレベルで戦うために、自分の中でどこを成長させていきたい


やっぱりディフェンスの部分はもっとレベルをあげていかなと通用していかないと思っています。もっとコミュニケーションを取りながら、チームでディフェンスする、個人でディフェンスするではなく。そこを磨いていきたい。


ーーイーグルスに来て、成長出来た部分は?


キックの部分は大学の時とはちょっと違った蹴り方もやっています。ファフの蹴り方とかを見て。いろいろと試している部分もあります。そういったところはどんどん成長できる部分かなというのは思います。ハイパントのところでこれまでは体を捻って蹴っていたのを、相手に背中を見せて蹴り上げる、日本代表の齋藤直人選手がワールドカップで見せたようなキックのような蹴り方をファフから教わって自分でも試行錯誤しながら少しずつ自分の形にしていっているところです。

兄・土永雷は今シーズン・三重ヒートで大活躍した

兄・土永雷は今シーズン・三重ヒートで大活躍した


ーー今シーズンは実現しなかった兄弟対決については?


今までずっと入れ違いだったので、そこまで意識してなかったんですけど、親からも兄弟対決楽しみやな、みたいなことを言われるので、そういったことは、自分では意識しているわけじゃないですけど、ちょくちょく言われますね。

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ