新人賞は高本幹也が受賞―期待膨らむジャパンの司令塔への道「(超速ラグビーは)自分にあっているんじゃないかな」 | ラグビージャパン365

新人賞は高本幹也が受賞―期待膨らむジャパンの司令塔への道「(超速ラグビーは)自分にあっているんじゃないかな」

2024/05/29

文●編集部


5月27日、東京都内のホテルで、3シーズン目のリーグワンを締めくくる、年間表彰式である「NTT リーグワンアワード 2023-24」が開催された。新人賞には東京サントリーサンゴリアスのSO髙本幹也(帝京大出身)が選ばれた。

SO髙本はプレーオフを含む全18試合に先発し、左足からのキックも正確で、得点ランキングは157点で3位となる活躍を見せた。

目標は「全試合出場して、優勝すること」だった。

――新人賞を受賞しました


目標は全試合出場しての優勝でした。優勝はできなかったが、全試合出場できました。来季は優勝できるように頑張りたい。(賞を取れたことは)嬉しくて、1年間、いろんな人に支えてもらったので感謝の気持ちでいっぱい。80分、試合に出ることで、場面、場面で判断が変わってくるので1年間、勉強させてもらいました。


――3位決定戦後、痛めてグラウンドにうずくまっていたが?


ちょっとずつ良くなってきたが、まだ痛いかな。大学のときは10試合くらいだったが、(試合数が)倍くらいあるので、体の疲労とかあるかなと思ったが、疲労は思っていたほどではなかった。フィジカル面、メンタル面でも思っていたよりは少ない体力でできた。(体重は)増やしてシーズン臨んだが、最後の方が連戦、続けて少し減ったが、1年間、いい形で過ごせたと思います。



――壇上でSOモウンガ選手と話していたが


昨日飲んだの?と聞かれたので、決勝見ながらみんなで飲んでいましたと言いました。(飲みに誘われたりは)なかったです!


――日本代表のエディー・ジョーンズHCが髙本選手の名前を挙げていたが……


日本人選手が目標としているのは日本代表、ワールドカップだと思う。リーグワンで活躍するのが第一歩だと思うので、選ばれればそこでもしっかりパフォーマンス出して、2027年(W杯)につながるように頑張っていきたい。エディーさんも超速ラグビーを掲げているので、そこに対して何が必要かコミュニケーション取って、自分なりに考えてやっていきたい。(超速ラグビーは自分は)アタックは好きなので合うんじゃないかなと思います。

エディー・ジョーンズ日本代表HC

エディー・ジョーンズ日本代表HC



――1年間、世界的な選手とマッチアップして自信が変わってきた?


そこはあまり変わらないですね。ずっと小さい頃から日本代表になって活躍したいと思っていたので、強度とか絶対上がっていると思いますが、そこに関してはいいなと思います。もっともっと強度、スピードが上がってレベルが高いリーグになっていければいいかなと思います。


――超速ラグビーを意識しながらプレーしたりしていた?


日本代表とサンゴリアスは違うので、サンゴリアスはサンゴリアスのラグビーがあるので、サンゴリアスのラグビーをしっかり考えて取り組んでいました。普段、あまり記事とかは見ないようにしています。他の選手は見るが自分の記事は見ないですね。(流)大さんからエディーさん、こんなことを言ったりしていたよと聞いたりしています。

――昨年の12月まではエディーさん、サンゴリアスのグラウンドにいたが、指導されたことは?


あまり覚えていないですね。




――スキル面で上がったところは?


ディフェンスのスキルは100%上がったなと思います。大きい選手ばっかりなので、基本的なことですが、上にタックルにいくのではなく、どれだけ早く下にタックル行けるかというのは今季取り組んだとので、良かったかなと思います。(監督もタックルを評価していたが)10番はもともと狙われやすいポジションだと思うし、開幕戦から何試合か過ごして、ディフェンスが絶対必要だと思ったので、1年間かけて取り組みました。

――大事している考え方は


座右の銘とかはないが、感覚の部分は一番大事にしていて、一つ一つのプレーの中で、絶対、自分でこれだと思ったことはやり切るようにしています。それはこだわっています。感覚の部分はきっかけではなく、小さい頃からラグビーをやってきた中で培ってきた部分かなと思います。


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