決勝プレマッチカンファレンス、ロビー・ディーンズHC、坂手淳史キャプテン、トッド・ブラックアダーHC、リーチマイケルキャプテンが明日の決戦にむけた意気込みを語る | ラグビージャパン365

決勝プレマッチカンファレンス、ロビー・ディーンズHC、坂手淳史キャプテン、トッド・ブラックアダーHC、リーチマイケルキャプテンが明日の決戦にむけた意気込みを語る

2024/05/25

文●編集部


5月26日(日)に東京・国立競技場で開催される「NTT ジャパンラグビー リーグワン 2023-24 プレーオフトーナメント決勝」に向けたプレマッチカンファレンスが 25 日(土)の17時から行われた。

王座奪還を目指す埼玉パナソニックワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督&HO坂手淳史キャプテン、そして14シーズンぶりの優勝を狙う東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダーHC&NO8リーチ マイケルキャプテンが登壇し、舌戦を繰り広げた。

「勝者は1名しかいない」ロビー・ディーンズHC

ロビー・ディーンズHC

ロビー・ディーンズHC



――スタッツではワイルドナイツが有利だが、どんなエリアで優位に立ちたいか


ディーンズ監督 有利なところはないかなと思っています。自分たちがやり遂げたことについては自信を持っていけるが、こういう場に立って、クオリファイできたののは決して運で取れるようなものではありません。

選手たちの視点から見ると、やり遂げたこと、リーグ戦の経験をこのような舞台で活かすことができます。その半面、ゼロからのスタートになるということで、0-0からはじまりますし、自分たちが前に行けると予測していってしまうと痛手に遭うことになります。


プレーオフというのは別物ですし、勝者がすべてをとっていく舞台です。選手たちは前の経験から学んでいって、対応して、新しい抜け道を探していきます。数字につきましては、私はわからないですし、みなさんにお任せしますが、自分たちはこの舞台に立つ権利を得た。

そのための努力をしてきたと思いますし、とてもワクワクしています。こういう舞台は素晴らしい舞台ですし、お客さんもたくさん入ると聞いています。2019年W杯の決勝は37000人入ったが、そこからコロナによって大きな影響を受けて、勢いを失ったが、それが戻ってきてすごく素晴らしいことです。その背景には(リーグワン)ラグビーの質がよくなっていると感じているし、ブレイブルーパスもこの舞台にたつ権利を勝ち得ていますし、ここに来られて良かったです。


トッド・ブラックアダーHC

トッド・ブラックアダーHC




ブラックアダーHC 本当に、両チームのこれまでの結果が出ていると思います。50,000人を超える観客の前でプレーできるのは嬉しく思います。スタッツ的に弱み、強みがあるが 両チームがしっかり準備していると思います。この試合が楽しみです。本当にここまで順調なシーズンを過ごしていて、最高潮を迎えるのを楽しみにしています。


――ワイルドナイツは王座奪還、ブレイブルーパスは14シーズンぶりの日本一がかかっています。どんなプレーを見せたいか?


ディーンズ監督 すごく大切な事は、ここまで来るのにすごく努力してきましたし、今大会、タフで、フィジカルで、いろんなことありましたが、勝者は1名しかいない。自分たちがやってきたこれまでの努力には満足しています。

その中で自分たちが前に立てればいいなと感じています。ファンにとってもワクワクした試合を見せることができたらなとも思います。両チーム、これまですごくいい試合をしてきたと思うし、ワクワクした試合をやってきて、ポジティブな試合をやってきたので、クリエイティブに考えていって、このような競争力のある大会になっていきました。そういうものをみなさんに見せられたらなと思います。

競争はすでに始まっています。トッドさんの最初のマイク(の音声)がうまくいかなかったのは、私が線を踏んでいたからです(苦笑)。


坂手淳史キャプテン

坂手淳史キャプテン




坂手主将 今季、王座奪還を話していたが、一つ一つの試合で成長して、そこで強くなっていくことをリーダーには伝えていた。チームを作りながら成長できたと思います。王座奪還という言葉をやっと使えるかなと思います。いい準備できていますし、チームは自信が溢れていますし、みんなで戦いながら(王座奪還を)取りに行ければと思います。全力で出してきたものを出せればなと思います


ブラックアダーHC このチャンスつかむため選手たちはすごく努力してきています。ここまでの道のりを充実して楽しんでいます。素晴らしいラグビーをしながら、学び、教訓を得て、ここまで来られています。自分たちのチームを強くするための努力、すばらしいスピリッツがあり、素晴らしい人間が揃ってワクワクしています。自分たちの選手たちが全力を尽くしてくれることはまったく疑っていません。素晴らしい観客の前で、素晴らしい2チームが対戦する。気持ちがある中で対戦する。本当にワクワクします。


リーチ 14年ぶりの優勝を楽しみにしています。間違いなく僕たちはハードワークすると思っています。東芝に入ってから調子いいとき悪いときがあったが、パナソニックはずっと調子が良くて勝つべき試合に勝っていた。東芝はいいメンタリティーを持ってチャレンジしたい。

リーチマイケルキャプテン

リーチマイケルキャプテン




――ラグビー面で大事になってくること、活躍が期待する選手、警戒する選手は?


リーチ 決勝の舞台は規律もエリアマネジメントもそうだし、東芝としては東芝のラグビーをやり切ることが大事。ワイルドナイツは1から15までタレントが揃っているが、明日はSO松田力也を警戒しています。自分のチームはワーナー・ディアンズです。


坂手 いろんなことが重要でこれと言ってないんですが、ゲームの流れの中で正しい選択をして正しいプレーをする。難しいのが「負けたら終わり」の決勝戦なので、みんなで判断したい。9番、10番だけでなくチーム全体としていい判断ができればいい。

自分たちのチーム、みんな調子がいいしワクワクしている。強いて言えば(松田)力也で。力也がいいところでエリアマネジメントしてくれるし、得点源でもある。彼といっしょにゲームを作れるのが楽しみですし良いプレーを期待してくれると思います。(警戒する相手は)SOモウンガ選手もそうですが、リーチ選手です。(リーチ選手のことは)大好きですし、リスペクトもしているが、明日は敵として叩き潰したいと思います。




――両指揮官は師弟関係にありますが、決勝の舞台で戦いです。


ブラックアダーHC 本当に大親友といっていい存在です。クラブラグビー(Glenmark Rugby Club・ノースカンタベリー)で一緒にプレーして、マネジメントもコーチングも受けた。素晴らしいコーチ、素晴らしい人間です。

まさにこれがラグビーの素晴らしさかなと思います。成功とタフなことをいっしょに味わった中で、線と線が混じり合う。また一緒に戦える。彼が一貫性を持ってすばらしい準備をしているのはわかります。



彼は常にそうしてきました。ワイルドナイツがここまで成功してきているのは彼のおかげだと思います。ただ彼とこういった舞台を共有できるのを素晴らしいと思います。本当に競争心旺盛な人です。一チームしか勝者はいません。自分たちはベストを尽くしたい。ロビーさんのことは尊敬していますし、こういう機会をとの戦えるのを嬉しい。本当に特別な機会です。


ディーンズ監督 トッドさんは、昔は私の言うことをよく聞いてくれましたが(笑)、彼との歴史は長く、誇り高い歴史はあるが、ラグビーの素晴らしさは本当にそういうところにあると思っていて、一番いいスポーツだなと感じています。ラグビーというスポーツはこのような、いっしょに働く機会を与えてくれるし、ラグビーを愛するもの、情熱もっているものが働く場を与えてもらいました。


欲しいものがあるが、それはときどき痛いものでもありますが、私個人的にはそれが生きるものだなと思います。明日、いい瞬間がありますし、素晴らしい機会になるが、もし、誰かに負けるのであればトッドさんがいいなと感じています。ただ私が約束できるのは、この2チームがラグビーをどういうものか理解しているということです。

気持ちを込めてプレーしますし、素晴らしい競争をお見せできるとともに、気持ちのこもったプレーや倒れたら起き上がるプレーを見せてくれるでしょう。お客さん、ファンの目線に立つと、すごくいい物を見せられると思いますし、選手から見れば語る必要はない試合になると思います。ブレイブルーパスは、これまでの試合を見ればわかるような戦いをしてくれると思う。競争が激しい、楽しい試合になると思っています。


――HO堀江選手、SH内田選手が最後の試合です。キャプテンとして、どう送り出したいか


坂手 本当にレジェンドですし、ワイルドナイツに貢献された、大事な選手たち2人です。彼らが笑顔で終わってほしいというのが全員、僕自身の願いでもあるので、達成したい。ただゲームはラグビーに集中して、瞬間、瞬間に全力でやらないと見返りはこない。全員でその瞬間を楽しみながらプレーして、笑顔、または泣いていてくれればいいなと思います。


――2人が今日、何かしてくれたか?


坂手 昨日してもらった。うちに秘めたものを持っている選手たちなので最高のパフォーマンスをしてくれると思う。僕たちもしっかりいいパフォーマンスをしたい。堀江さんは、(昨日)最後の締めのときに少し話してもらった。ラグビーをたくさんしてきた中で、ちょっと冗談で、「最後の練習で泣くと思ったら泣かんかった」と言っていたので、みんなで明日、泣かしますと言って終わりました。内田さんにはスタートの音頭を取ってもらったので、練習が盛り上がった。

――キャプテン同士の印象は?


坂手 大好きで、ホンマにすばらしいキャプテンです。明日はやってやるぞと考えながら今、います。


リーチ ラグビーのいいところは、一つのゴールに向かって一生懸命やるし、敵チームでも一生懸命やる。試合関係ないところでも連絡取り合ったりするところがラグビーのいいところだと思います。気を遣わないし勝つために全力でやりたい。


――明日、試合で起きてほしくないことは?


坂手 みんながパニックになることだと思いますが、起きないと思います。

リーチ 自分のレッドカード(苦笑)。そうなっても(仲間が)カバーしてくれると思います。





――2011年W杯からいっしょに4回出場してきた堀江選手が引退します。三上選手とは東海大からのチームメイトです。


リーチ 堀江選手は2008年から代表活動をいっしょにやってきて日本ラグビーを変えた仲間だと思います。スキルも豊かだと思いますし、ラグビーに対する考えも日本一だと思っています。堀江選手が、これで最後の試合になって、同じグラウンドに出られてとても光栄に思っています。これから、堀江選手が今後何をやるかわからないが応援したい。

内田もそうだし、2人は素晴らしい選手だと思います。人生で一回も(主要大会で)優勝したことがなくて、1回だけでも優勝してみたい。東芝の中では、ここまで、いろんな努力、犠牲があって、ここで結果を出していいレガシーを残していきたいと思います。

三上選手は高校日本代表からいっしょで、仲がいい仲間です。大学時代は僕のスパイクのせいで負けたりしたので、ロッカールームでそういうジャブを打ってきたりした。なので、明日、3足持っていきます。勝ってみんなでいいお酒飲んで、一晩過ごしたいなと思います。


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