東京山九フェニックスの優勝で終えた、女子15人制日本一決定戦。今季初めて15人制に取り組んだ大黒田裕芽は、キックにランに精度の高いスキルでチームを前進させた。「15番をプレーするとは思っていなかった」というが、15人制もセブンズもどちらもできる非凡なプレーを連発し存在感を見せた。
――ギリギリの勝利でした。おめでとうございます。
「ギリギリでしたね(笑)。嬉しいです。ありがとうございます」
――最後の最後、ニアまでボールを回してトライにつなげました。
「自陣でプレーしていると相手のモメンタムの方がすごく圧も強かった。キックで返してもすぐに帰ってきてしまったので、とりあえず1回ランで強い選手のところに運んだら、ニアはキックよりも何10mも稼いでくれたんで、最後の最後、相手も疲れているところでニアもチームのやりたいこととマッチしてプレーしてくれたんで良かったです」
――前半はなかなか取り切れず、うまくいかない時間帯が多かったです。
「前半の最初の方では、ずっと攻めている時間が長かったのに、ちょっとトライを取り切れなかったというのはミスがあったから。後半もエリアを取られたところでなかなか自陣を脱出できなかったですね」