日本の新幹線として―強みは消さず弱みを伸ばす・女子セブンズ日本代表候補・原わか葉 | ラグビージャパン365

日本の新幹線として―強みは消さず弱みを伸ばす・女子セブンズ日本代表候補・原わか葉

2021/05/20

文●編集部


20日、女子セブンズ日本代表・第三次オリンピックスコッドによる熊谷合宿によるオンライン会見が行われた。その中から、原わか葉(東京山九フェニックス)選手が話したこととは。


――得意なプレー、ファン見てほしいプレーは?


私の得意なプレーは大外で勝負し続けることと、後半でも切れない体力、後半もスピードが切れないことです。最近は低いタックルにも挑戦しているので、外国人相手に足首に入るタックルを注目してほしいなと思います。


――好きなものは「新幹線」。きっかけは?


ちょうど新幹線が好きになったタイミングは、自分のプレーの持ち味が何かわからなくなたったときで。実家に帰省するとき、なんて素晴らしい乗り物で、このスピード感、まっすぐ前に進む姿勢が本当に素敵だなと感銘を受けて、私も新幹線みたいにトライを取るために真っ直ぐ走ろうと思って、それが新幹線を好きになったきっかけです

本来であれば上越新幹線のE4系と言いたいところですが、東北新幹線のE5系が好きで、きれいなフォルム。頭のなめらかなカーフ、風を切り裂く姿を見ていて興奮するので、是非、E5系のような滑らかな走りができたらなと思います。

――意気込みを「新幹線」にかけて


「日本の新幹線」という誇りを持って、いろんな方に新幹線をわかってもらえるように、私のプレーを通して、(新幹線の)美しさと速さを伝えられていけばいいな


――4月のドバイ遠征の手応え


久々の海外遠征だったが、今まで自分の小さい体は、『強みより弱み』と考えていたことが多かったが、海外の選手と実際にやって、本来は『強み』になると改めて気づけたことが大きかった。今、低いタックルの練習をしていますが、海外の選手は足が長いので、的が大きいので素早く入れるのが自分の強みになると考えています。

私はタックルの成功率が低くて、ボールを殺しに行くことが多かったので外国の選手に弾き飛ばされていたが、タックル成功率が40%以上、上がって、低いタックルが通用することを実感しました。暑い中でしたが、アタックの方も常に挑戦するプレーができた。ボールを持ったときに、いかに自分の方が先に仕掛けるのは海外でも通用するなと思った。海外の選手は体が大きい分、後半続かなくなるので、後半でもスピード切らさずにアタック続けられればなと思いました。


「ベリーショートの原」と覚えていただけたら

――3次スコッドに入った気持ちは?


気持ちを引き締めてやっていかないといけないところと、これからセレクションが続くと思うので、強みを消さずに、弱みを伸ばして、今後、アピールしていければいいなと思っています。

気持ち的にはすごく嬉しいですし、常に燃えている、ワクワクしている気持ちが大きい。トレーニングスコッドからここまで残ることができて、自分自身にも自信がついてきたし、自分自身のプレーにも誇りを持って一つ一つのプレーができるようになった。(最終12名に向けて)自分を信じてやるだけなので残れるように頑張っていきたい。


――オフロードやキックが多くなったが


キックのオプションが増えたことで、コンタクトよりはやさ勝負になった。いかに反応を早くしてトライに結びつけるかが鍵になったので、裏のキックが増えたのは自分としては嬉しいなと思います。常にスイーパーの位置を確認して、どの位置だったらトライを取り切れるか考えながら、キッカーの人に要求しています。


――髪の毛を切られましたね


切りました! あの長さになったのが本当に久々で、長いのが珍しかった。自分のチャームポイントを作ろうと思ったときに、明るさと髪の毛の短さかな思って、バッサリと切りました! 「ベリーショートの原」と覚えていただけたら嬉しいなと思います!

――中村千春さんを尊敬している


千春さんからは真摯にラグビーに向き合う、どんな時もあきらめない、前を向き続ける姿勢に、いつも刺激を受けていて、千春さんのプレーを見るたびに、もう1回うごかないと、疲れていてもボールに働きかけをしないと、とプレーをしても刺激をいただいています。本当に、人間性も素晴らしいので、千春さんのような30歳になりたいと思います!


――代表に、あまり呼ばれなかったときに、特に何をしていたか?

石見智翠館時代

石見智翠館時代

高校生のとき、一度、代表に呼ばれて、その後、外れたときは、迷走期で、何が強みかわからなかった。そのときに出会ったのが、本当に新幹線で、そこからスピードをもう一度、強化しようと、体を改造しようとしたのが2年生の春くらいで、ユニバーシアードの大会に呼んでもらって代表に復帰できたが、それでも代表のレベルの差、海外とレベルの差に自信をなくしたが、コロナ期間にもう1回、自分の体を見直そう、体力、体幹、スピードなどを強化する期間になったので、東京五輪に向けて苦しいことが多かったが すべてプラスだったと思います。(その時期は)自転車をこぎまくりました! 今はあまりこげてないので、自転車がさびていないか心配です(苦笑)。


――慶應義塾大の4年。何を勉強している?


総合政策学部にいます。いろんな勉強できるが、研究会では女子ラグビー選手のデュアルキャリアを研究していて、スポーツマネジメント、環境を多めに授業を取るようにしています。

女子ラグビーのデュアルキャリアについて卒論を書いています。海外の選手は出産してもラグビーを続けているが、今の女子ラグビー選手はラグビーをやるために企業を選んだり、ラグビーをやめてから何か新しいことを始めることが多かったりするので、ラグビーをやりながらでも他の夢も両立する道を切り開いていきたいので、それについて勉強させていただいています。


――大学卒業後の予定は?


今の就活といっていいかわらないが、今後の目標としては2024年のパリ五輪まで目指したいと思っているので、ラグビーを続けられる環境を求めていろいろ考えさえていただいています。

私は今、ラブラドールを飼っていて、犬に興味があって、気持ちがわかる気がする(苦笑)。犬に関わる仕事をしたい。就職はどうなるかわからないが、ラグビーを続けながら、犬に関する資格を取ったりとか、今後、将来につなげられるような両立を、競技を続けているうちから準備したいと思っています。

犬の名前は里希(リキ)、雄です。足の速さで負けてしまうので、里希に勝てるように頑張ります!



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