本誌選出・ドリームセブン|大学女子7人制ラグビー交流大会2018 | ラグビージャパン365

本誌選出・ドリームセブン|大学女子7人制ラグビー交流大会2018

2018/07/10

文●大友信彦


この大会では、国内大会では珍しく、大会ごとに「ベストセブン」を選出・表彰してきた。今回は大会運営主体に変更があったなど諸事情あった模様だが、残念ながら選定、表彰されなかった。

そこで、本誌ではアンオフィシャルなドリームセブンを選出し、ここに発表する。あわせて、過去4大会のベストセブンもここに明記。大会の歴史を語り継いでいきたいと思う。

RUGBYJAPAN365選出 大学女子7人制ラグビー交流大会2018 ドリームセブン

清水麻有 日体大3年

魔法のステップからのインサイドブレイクは威力抜群。決勝でも値千金の2トライを決め日体大を優勝に導いた。

小島碧優 日体大1年

抜群の加速力で大外を攻略。ラグビー歴わずか3ヵ月ながら優勝した日体大でチーム最多の5トライをあげた。

高崎真那 日体大2年

普段はFWだが、堤ほの花、鵜川志帆のWTB陣がサクラセブンズ等で離れたためFW兼BKのユーティリティープレイヤーとして攻守に活躍。大会MVPを受賞した。

三枝千晃 立正大(文教大4年)

前へ出る力は抜群。タックルを突き抜けるパワフルな走りで、4試合で7トライをあげた。

藪内あゆみ 立正大4年

スペースに仕掛け、相手ディフェンスにギャップがあれば狭いところでも抜いていく。抜けた後のスピードも光った。

藤﨑春菜 追手門学院大4年

パス&サポートで勝負する追手門のプレイメーカー。スペース感覚に優れる。4トライ11コンバージョン42得点で、日体大・清水を2点差で振り切り大会得点王。

高木愛実 追手門学院大2年

密集サイドを低い姿勢で突き抜け、スピードに乗って大外を走り抜ける。太陽生命シリーズでもトライを量産する豪脚は、今大会でも4試合で8トライをあげ大会トライ王。



本誌選出「ネクストセブン」

また、トップ3に入れなかった下位7校からも、「ネスクトセブン」として、印象的な活躍をみせた選手を7人選んでみた。


加藤幸子 横河武蔵野(早大1年)

スクラムで相手に重圧をかけ、ボールが動けば豪快にスペースに走り込み、軽やかにパスをつなぐ。高2でサクラフィフティーンに選ばれた逸材はセブンズでも才能発揮。

高橋朝香 RKUグレース(筑波大4年)

献身的なタックルでボールを奪い、スペースにアタック。主将としてグレースを率い、4試合で3トライをあげる決定力もみせた。

児玉沙葵 八戸学院大・ブレイブルーヴ(法大2年/ブレイブルーヴ)

スペースがあれば果敢にアタック。九州を破った一戦では2トライをあげるなど、常にアグレッシブなチョイスでチームを前に出した。

井上藍(四国大1年)

今春創部、1年生のみ8人でエントリーした四国大を主将として統率。地を這うタックルと献身的なサポート、ハードワークでチームの急成長を支える。昨季石見智翠館の主将。

ピート染谷瑛海 千葉県連合(東京理科大1年)

授業の関係で初日の第1試合は欠場したが、第2試合では優勝した日体大を相手に爆発。自陣からキックとドリブルを交え、倉持美和のトライをアシスト。3試合で3トライと決定力も見せた。

迫田夢乃 九州選抜(九州産業大1年)

神戸RYUKA戦では、自陣インゴールまで戻ってのタックルで相手トライを防ぎ、直後に80m独走トライを奪う大活躍。圧倒された日体大との初戦でもチーム唯一のトライを挙げた期待の豪脚。

岡田恵梨香 神戸RYUKA(流通科学大4年)

フィニッシャーとして、プレイメーカーとして、神戸RYUKAを攻守にわたり最前線でリード。3試合すべてでトライを決めた。

大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。’87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

プロフィールページへ


 

過去4大会の優勝チーム、MVP及びベストセブン

2014年
優勝:立正・東京学芸大連合 MVP・谷口令子(東京学芸大)

ベストセブン:
谷口令子、桑井亜乃、山中美緒、小出深冬(立正・東京学芸大連合)
加藤あかり(九州選抜)
大島千佳(追手門学院)
齋藤聖奈(関西選抜)

2015年
優勝:追手門学院大 MVP:福島わさな(追手門学院大)

ベストセブン:
福島わさな、藤﨑春菜、中美咲(追手門学院)
小出深冬、鈴木陽子(立正大・東京学芸大連合)
萬羽愛実(日体大)
西田美緒(関西合同)

2016年

優勝:立正・東京学芸大連合 MVP:公家明日香(立正大)

ベストセブン:
藪内あゆみ、山中美緒、ライチェル海遥(立正・東京学芸大連合)
藤﨑春菜、岩本美穂、中美咲(追手門学院)
五十嵐裕佳(関西フィオーレ)

2017年
優勝:日体大 MVP:小林花奈子(日体大)

ベストセブン:
高崎真那、鵜川志帆、小林花奈子(日体大)
黒木理帆、山下果林(立正・東京学芸大連合)
鹿尾みなみ(流経大・筑波大)
柏木那月(八戸学院・日体大)

 

大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。’87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

プロフィールページへ


 

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ