「2冠」を達成した東京山九フェニックス。チームを率いたキャプテン鈴木実沙紀は、どんな状況でも「大丈夫」とチームを鼓舞し、80分間、戦い抜き勝利を勝ち取った。試合を終え、表彰式を終え、メンバー、スタッフ全員で組んだ大きなハドルの中で、チームではなく「ファミリー」として戦えたことに感謝する気持ちを伝えた。
――優勝おめでとうございます。ものすごい試合でした。
「めっちゃ嬉しいです!この決勝戦は相手が日体大さんというのが決まった時点から、関東大会でもタイトな試合をしましたし、すごくタフな試合になることは想定していました。私がパニックになったときも周りのみんなが立て直してくれたり、絶対最後に勝ちきれるということを信じて、自分たちのやってきたプロセスを信じてやっていくことをずっと話していたので、それが最後の最後でみんなで勝ち切るという形で締めくくれて本当に幸せです」
――エリアがとれなかったりうまくいかない時間帯もありましたが、キャプテンとしてどんなメッセージをみんなに送っていたのですか
「トライを取られたシーンは本当に日体大さんが上手なところだったんですけども、私たちは敵陣にいることができていたのでいいよということや、あまりフラストレーションを貯めずに最後は勝ちきれるからということを信じて、ミスがおきてもあまり気にしすぎずに次に行こうというふうに、私自身もそうですし、チームみんながそう思い続けてくれたと思います」