前田麟太朗(桐蔭学園・PR)「プロップとしてのどういう役割をもって遂行すべきなのかを突き詰めてきた」 | ラグビージャパン365

前田麟太朗(桐蔭学園・PR)「プロップとしてのどういう役割をもって遂行すべきなのかを突き詰めてきた」

2024/01/05

文●編集部


3大会ぶりの優勝を目指す桐蔭学園は、準決勝で大阪桐蔭と対戦。25-0で勝利し決勝に駒を進めた。スコアこそ離れたが60分フィジカルバトルが続いた。その激しい戦いで先制トライを決めたのはPR前田麟太朗だった。

前半6分ゴール前のラックからPR前田麟太朗が持ち出してトライ

前半6分ゴール前のラックからPR前田麟太朗が持ち出してトライ



「あそこはPRとしてしっかり自分が取りきらないといけない場面だったので、取り切れてよかった」(前田)

中学1年までCTBをやっていた前田はコロナ期間中増えた体重を絞るために筋トレも行い、中3になる頃には98キロとなっていた。そんな前田が桐蔭学園に入学してからずっと思い描いていた「花園決勝」という舞台。

東の横綱と呼ばれた桐蔭学園は、102回大会の神奈川県予選決勝、ライバルの東海大相模に敗れ花園に出場することはできなかった。2年生の前田はそのピッチに立っていた。

選抜王者・桐蔭学園が盤石の戦いで2大会ぶり21度目の優勝!「花園初心者」で目指す日本一への道



「本当にあの時はただただ悔しくて、本当に勝ちたいし、自分も成長してチームを引っ張っていける選手になりたいというふうにずっと思いながら練習してきました。その部分で今日、ちょっとは貢献出来たかなと思います」

今日の大阪桐蔭戦では、スクラムにこだわりを持っている相手にもしっかり押し込むシーンが何度も見られた。

「もちろん大阪桐蔭さんのスクラムもすごく強くて何度か押し込まれるシーンもあったと思うんですけど、そこはしっかり練習だったり、(チームとして)『まとまり』ということを意識していました。(大阪桐蔭相手にスクラムを押し込めたことは)自信になりました」

ノーサイドの笛が吹かれたとき、スコアボードは25-0と大阪桐蔭をシャットアウトしたことを証明していた。準々決勝の東海大大阪仰星戦では、ディフェンスに課題を見せていたが今日は前にでるディフェンス。隙を見せないディフェンスだった。

「相手はFWが大きいチームだったんですが、自分たちもFWに自信もっているんで、そこのぶつかり合いでしっかり勝とうという話をみんなでしていたのでそこはしっかりできてよかった。(ブレイクダウンでは)自分たちで薄くなったなとか、シェイプで前の選手が横を向いているなと思った時にしっかりプレッシャーをかけたり、相手のSHもいい選手だったんでそこは意識していました」


スクラムでも桐蔭学園がしっかり押し込んだ

スクラムでも桐蔭学園がしっかり押し込んだ



今日の試合だけでなく、前田はボールキャリーする回数が多く、チームを前進させる役割を果たしている。

「やっぱり自分がチームの中でも一番重量が重いんで、しっかり前に出て自分がチームを引っ張っていけるようなボールキャリーを意識しました」


花園に出場できなかったあの日、自分に足りなかったものはなにかと質問すると以下のように答えた。

「本当にラグビーに対して真剣に取り組むというか、自分がPRとしてどういう役割を持って遂行すべきなのかというのが、自分の中ではラグビープレーヤーとしてとしか考えられなかったというか、PRとして考えられなかったと思うんですけど、そこが一番変わったかなと思います。」



「(PRの役割とは)セットプレーの安定だったり、スクラムでピンチをチャンスに変えられるというのはPR特有の役割というか、PRの仕事だと思うんで、そこをしっかり自分の中で成長させていこうということを意識していました。」

高校3年間の集大成。花園決勝は1日おいて7日に行われる。相手は東福岡。このチームで試合ができるのはこれが最後となる。

「(決勝は)自分が憧れてきた舞台なんで、しっかりスクラムだったり、自分の得意なボールキャリーを前面に出しながらみんなで優勝を掴み取ろうと思います。」


記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ