東海大大阪仰星が4年ぶり6度目の全国制覇!國學院栃木は初優勝ならず | ラグビージャパン365

東海大大阪仰星が4年ぶり6度目の全国制覇!國學院栃木は初優勝ならず

2022/01/08

文●編集部


8日、花園ラグビー場では第101回全国高校ラグビー大会決勝、東海大大阪仰星(大阪第2)と國學院栃木(栃木)の一戦が行われ36-5で東海大大阪仰星が勝利し4大会ぶり6度目の全国制覇を果たした。栃木県勢として初優勝をかけた國栃だったが、仰星の強力な接点でのプレッシャーでこれまでのようにクイックボールが出せず、さらに後半途中、FB青柳潤之介が怪我による負傷退場で攻撃のパランスを崩し、モールによる1トライに終わったものの、HO吉田温広、SO伊藤龍之介、FB青柳潤之介など2年生も多く出場しており、この経験は國栃にとって大きな財産になることは間違いない。来年の新チームで再び決勝の舞台に戻ってくることに期待したい。



SCOREBOARD

第101回全国高校ラグビー決勝

  • TRY(2)
  • G(1)
  • PG(3)
  •  
  • PENALTY
  • PK(9)
  • FK(0)
  • TRY(2)
  • G(0)
  • PG(0)
  •  
  • PENALTY
  • PK(10)
  • FK(0)
  • TIMELINE

  • 前半6分 大阪仰星 8.薄田周希 T 5 - 0
  • 前半6分 大阪仰星 12.野中健吾 Gx 5 - 0
  • 前半12分 大阪仰星 13.中俊一朗 T 10 - 0
  • 前半12分 大阪仰星 12.野中健吾 G 12 - 0
  • 前半22分 國學院栃木 2.吉田温広 T 12 - 5
  • 前半22分 國學院栃木 12.田中大誠 Gx 12 - 5
  • 前半25分 大阪仰星 12.野中健吾 PG 15 - 5
  • 後半20分 大阪仰星 4.奥平一磨呂 T 20 - 5
  • 後半20分 大阪仰星 12.野中健吾 G 22 - 5
  • 後半31分 大阪仰星 11.増山将 T 27 - 5
  • 後半31分 大阪仰星 12.野中健吾 G 29 - 5
  • 後半33分 大阪仰星 23.北村光基 T 34 - 5
  • 後半33分 大阪仰星 12.野中健吾 G 36 - 5
  • MEMBER_東海大大阪仰星

  • 1 松本陸来
  • 2 垣田基樹 後半3分 OUT → IN 17 荒川駿
  • 3 石原捷聖 後半11分 OUT → IN 25 大下貴志
  • 4 奥平一磨呂
  • 5 楠田知己
  • 6 松沼寛治
  • 7 春名海輝 後半6分 OUT → IN 19 中田偲響
  • 8 薄田周希
  • 9 石田太陽 後半32分 OUT → IN 20 高來亜
  • 10 吉本大悟
  • 11 増山将
  • 12 野中健吾
  • 13 中俊一朗
  • 14 御池蓮二
  • 15 小山諒介 後半0分 OUT → IN 23 北村光基
  • 16 高岡樹
  • 17 荒川駿
  • 18 八杉拓輝
  • 19 中田偲響
  • 20 高來亜
  • 21 西川康士郎
  • 22 関谷匠
  • 23 北村光基
  • 24 山本琉聖
  • 25 大下貴志
  • MEMBER_國學院栃木

  • 1 木村陽太 後半21分 OUT → IN 16 尾花大智
  • 2 吉田温広
  • 3 齋藤健太 後半17分 OUT → IN 20 長谷川太一
  • 4 岡部義大
  • 5 山口幸之助
  • 6 山科亮
  • 7 山田壮
  • 8 小野田輝平 後半21分 OUT → IN 22 北村優
  • 9 島崎聖弥 後半3分 OUT → IN 21 飯野和音
  • 10 伊藤龍之介
  • 11 伊藤大暉
  • 12 田中大誠
  • 13 千葉央貴
  • 14 武藤倖吉
  • 15 青柳潤之介 後半11分 OUT → IN 25 大友倖介
  • 16 尾花大智
  • 17 尾池政人
  • 18 佐藤蒼
  • 19 今村琉慈
  • 20 長谷川太一
  • 21 飯野和音
  • 22 北村優
  • 23 上羽健
  • 24 久保太志郎
  • 25 大友倖介
  • COMMENT

    東海大大阪仰星・湯浅大智監督

    東海大大阪仰星・湯浅大智監督

    東海大大阪仰星 湯浅大智監督


    本当にホッとしました。何人か痛んだりしましたが重傷事故とかなく、残念ながら國學院栃木のキャプテンが最後プレーできなかったのは残念だったが、最後までやり切れたことがよかった。


    ――胴上げは?


    やめてくれと(言いました)。監督はいらないなと。彼らが「不朽の仰星」、後世に継がれていく仰星にしようといっていたので、監督が胴上げされない文化を作ろうと。


    ――全員ラグビー


    選手自身で考えて、グラウンドに立っていない選手の分析とか全員でここに向かっていったことがいい方向に向かっていた。

    ノーサイドと同時に選手を称える仰星・湯浅監督

    ノーサイドと同時に選手を称える仰星・湯浅監督

    ――キックを多用した


    選手の方から言ってきた。昨日、選手たちに1/3考えさせて、2/3(が監督が指示)でしたが、大会入ると1/3くらいはここがポイントですよ、こういう方法があるということと裏側にあることをエッセンスとして伝えていました。

    僕も譲れないこともあれば言いますが、ほとんど正解はなかったとしても(選手たちに)最適解を導き出せる力があったかなと思います。

    おそらくこういう意図があると思うので、こちらはこういう意図で仕掛けようと。結局、ラグビーに起こる現象はいろいろあり、ノーラックといってもずっと攻めることはできない。60分のマネジメント、そういうマネジメントかつ、自分たちのノーラックを表現する。的確に表現にすることと、無謀にチャレンジすることは違う。勝つために、負けないために何をするのか導きながら取り組んだ。


    東海大大阪仰星 薄田周希キャプテン


    最高に嬉しいです。1、2年とベスト8だったので、しんどいことをやってきた結果だったと思います。花園は自分もチームも成長できる最高の場所でした。


    ――キックを使った、手堅いプランだった


    相手の組織ディフェンスが素晴らしかった。そこに対して、キッキングで相手の陣地に入ってプレーするというプランがありました。


    ――今日の試合のテーマは


    一心不乱。そういうテーマだった。

    ゲインする仰星FL松沼

    ゲインする仰星FL松沼

    ――昨日、接点勝負と言っていた


    ラグビーはそこで決まって勝ちきることができるので、優位に立てる要素だと思って勝負しました。


    ――「不朽の仰星で日本一」は選手が立てたスローガン?


    そういう取り組みをしてきたが、後世に語り継がれるような取り組みをしてきたと思うが、後輩がどう思ったか、引き継いでいってくれるか、何年後、10年後になるかもしれないが、仰星に来て確認したいです。


    ――考えるラグビーはどの辺で出せた?


    湯浅先生が言ったことに対して、もう一段階考えることをやってきた。修正力を出せて崩っし切れた。相手を押し込んで順目への(展開の)速さで取り切れた。


    ――守り勝った印象?


    自分たちも組織ディフェンス、1年、意識してやってきたので、そこで勝ち切れたことは後輩たちも自信になると思います。


    ――先制トライの場面は


    決勝の舞台で、先制のトライが大事だったので、倒れる選択もあったが、トライとってチームの勢いを出そうと踏ん張ってあの結果になった。

    ――後半15分、ゴール前でジャッカル決めた


    体を張らないと、相手も張ってくるところで、押し返す。ボールを奪い返すまでがディフェンス。奪い返すという意識でやりました。


    ――モール組む回数が多かった?


    この大会を通してモールを取るシーンなかったが、意識してモールやろうとした。
    モールは時間を使えて、一番、ミスが少ない。さらにモールで取りきることで相手のFWで精神的にダメージ与えることができるのでモールでとろうと選手達の判断で選択しました。

    展開ラグビーもあるが、ラグビーはFW勝負で勝つと優位になるのでモールの練習もやっていましたが決勝の舞台で出すことができました。


    胴上げされる薄田キャプテン

    胴上げされる薄田キャプテン

    ――キャプテンの役割をやってみて?


    1年間通して、1年、2年のときの主将も素晴らしい人でプレッシャーもあったが、仲間に助けられてやってきて、最後も仲間のおかげで勝てたので感謝したい。


    ――これをやれた!と胸を張れたことは?


    監督に言われたことに対して受け身になるのではなく、一度疑う、本当に日本一になるために必要なことが自分たちで解釈して考えて、自分たちで日本一になると深めることができた。そこは後輩たちに受け継いでほしい。対戦相手に対して、湯浅先生はこうやれと言ったときに、自分たちの意見も踏まえてやるとより一層理解力が増すということを経験できました。


    ――全員ラグビーを掲げていますが


    普通のチームはA、B、Cとグレードで変えて練習していますが、仰星は全員で一緒に練習しています。普段の練習から一緒にやっているので、誰が出ても日本一が取れるラグビーを目指しているので、誰が出ても遜色なかった。


    ――どう組織で戦うためにやっていた?


    いろんな選手がいていろんな意見があるが、こっちがいいという人にはこういう意図でやると説明したり、全員で繰り返してやっていた。


    ――どうして成長できた?


    基礎、基本を徹底し続けて、土台ができあがってきたので、花園で経験値を得ることで(成長できる)伸びシロがあったと思います。


    國學院栃木・吉岡肇監督

    國學院栃木・吉岡肇監督

    國學院栃木 吉岡肇監督


    奇跡が起こっているような感じでした。すごい舞台で試合ができていて選手たちは幸せだなというのをまず最初に感じました。OBも多く駆けつけてくれて、感動がありました。


    試合前には、先に(トライを)取りたいねと。挑戦者ですから、仰星さんの方が強いですから。先にスコアして相手を慌てさせたかった。そういうイメージを話しました。


    ハーフタイムには、まだ勝利が決するような点差ではなかったので、モールで(トライが)取れたんです。スクラムやモールで戦えたところを利用して戦おうという話をしました。

    スクラムやモールの強さは負けていなかったですが、それをスコアにつなげる力は欠けていましたね。後半2度ほど、モールドライブで沸かせたところがありました。いけると思ったですが、持ち出してみたり、崩れてみたり。モールをトライするまで押し込めなかった。逆に、仰星はモールで押し切って留めを刺されてしまった。その差は大きいです。

    國學院栃木・白石主将

    國學院栃木・白石主将

    國學院栃木 白石和輝キャプテン


    東海大大阪仰星の思うようにやられてしまって悔しい気持ちです。みんなの悔しそうな顔を見ると、この悔しさを来年晴らしてほしいなと思います。ハーフタイムでは、今までやってきたことは今日のためにやってきたことなので、全てを出し切ってほしいと話しました。全然戦えているのでしっかりプランどおりにやれば勝てるといいました。


    ――この3年間について


    本当に充実した3年間でした。今日負けてしまったのは何か足りなかったと思います。何かを変えていかなければならない。


    ――今は充実した気持ちはある?


    本当に3年前に自分たちが入学した頃にはこんな素晴らしい舞台でチャレンジする権利さえ得られないようなチームだと思っていました。負けた悔しさはもちろんありますが、悔いはないかなと。1・2年生にはこの結果に満足しないでほしいです。

    ずっと日本一を獲る努力をこれまでやってきたので、今日まで残ることができたのは誇りに思っています。

    GALLARY

    前半6分、チームを勢い付ける仰星・薄田キャプテンの先制トライ

    前半6分、チームを勢い付ける仰星・薄田キャプテンの先制トライ

     

    前半12分、仰星CTB中がラインブレイク!

    前半12分、仰星CTB中がラインブレイク!

     

    そのままトライ

    そのままトライ

     

    前半22分國栃が相手ゴール前からドラインビングモールでHO吉田温広がトライ

    前半22分國栃が相手ゴール前からドラインビングモールでHO吉田温広がトライ

     

     

    田中のコンバージョンはゴールポスト右に当たり失敗

    田中のコンバージョンはゴールポスト右に当たり失敗

     

    ランで魅せた國栃FB青栁

    ランで魅せた國栃FB青栁

     

    コール前、ジャッカルを成功して喜ぶ仰星の選手たち

    コール前、ジャッカルを成功して喜ぶ仰星の選手たち

     

     

    後半20分、仰星がモールを押し込みLO奥平がトライを決め勝利を引き寄せた

    後半20分、仰星がモールを押し込みLO奥平がトライを決め勝利を引き寄せた

     

    喜ぶ仰星フィフティーン

    喜ぶ仰星フィフティーン

     

    後半31分、WTB増山がトライ

    後半31分、WTB増山がトライ

     

    後半ロスタイムにトライを決めた仰星FB北村

    後半ロスタイムにトライを決めた仰星FB北村

     

    歓喜の瞬間

    歓喜の瞬間

     

    優勝が決まり感極まる選手たち

    優勝が決まり感極まる選手たち

     

    試合後、國栃・吉岡肇監督に挨拶にいく仰星・湯浅大智監督

    試合後、國栃・吉岡肇監督に挨拶にいく仰星・湯浅大智監督

     

    表彰状を受け取る仰星・薄田主将

    表彰状を受け取る仰星・薄田主将

     

    東海大大阪仰星は4年ぶり6度目の優勝を果たした

    東海大大阪仰星は4年ぶり6度目の優勝を果たした

     

    準優勝の賞状を受け取った國栃・田中ゲームキャプテン

    準優勝の賞状を受け取った國栃・田中ゲームキャプテン

     

    初の決勝進出、今大会旋風を巻き起こした國學院栃木。出場していた選手の中には2年生も多く、来年再びこの大舞台に戻ってくることに期待。

    初の決勝進出、今大会旋風を巻き起こした國學院栃木。出場していた選手の中には2年生も多く、来年再びこの大舞台に戻ってくることに期待。

     

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