本誌が選ぶ2024年日本ラグビー10大ニュース | ラグビージャパン365

本誌が選ぶ2024年日本ラグビー10大ニュース

2024/12/31

文●大友信彦


2024年もあと1日となりました。ラグビージャパン365では今年もラグビー10大ニュースをスーパーバイザーの大友信彦さんに選んでいただきました。今年1年のご愛読感謝いたします。ラグビーを愛する皆様もこの記事を見ながらあれやこれや、振り返ってみていただければ幸いです。それでは早速10位から発表です!

10位:早大が17年ぶり対抗戦全勝優勝&大学ラグビーに桐蔭旋風

早稲田大学が17年ぶりに対抗戦全勝優勝

早稲田大学が17年ぶりに対抗戦全勝優勝


2024年に100回目を迎えた早明戦が4万人の慣習を集めるなど大学ラグビーは根強い人気を誇っています。そして今季は、早大が2007年度以来17季ぶりという対抗戦の全勝優勝を達成。これは五郎丸歩さんや畠山健介さんが4年生だったシーズン以来。大学日本一になった2008年度や2019年度もできなかった復活です。
国際的なイベントや新時代を作ろうとするリーグワンの取り組みの前では陰が薄くなってしまいがちですが、近未来のリーグワン&日本代表を担う逸材がひしめいているのが大学ラグビー。久々の「強いワセダ」復活に赤黒党の皆さんのうれしさは格別でしょう。また、新春の大学選手権で戦う各校のチャレンジも楽しみです!

早稲田大学・佐藤健次

早稲田大学・佐藤健次


早稲田大学・矢崎由高

早稲田大学・矢崎由高


早稲田大学・田中健想

早稲田大学・田中健想


その大学ラグビーで目立っているのが桐蔭学園OB旋風です。今季の対抗戦では早大の佐藤健次、帝京大の青木恵斗、慶大の中山大暉、立大の伊藤光希とAグループ8校の半数で桐蔭学園OBが主将を務め、トライランキングでは1位が早大1年の田中健想、2位が明大1年の白井瑛人、3位には日本代表入りした早大2年の矢崎由高、4位には帝京大4年の青木恵斗と慶大4年の中山大暉(他に帝京大3年のWTB生田弦己)と、上位6人中5人を桐蔭学園OBが占めました。

帝京大学・青木恵斗

帝京大学・青木恵斗


慶應義塾大学・中山大暉

慶應義塾大学・中山大暉


立教大学・伊藤光希

立教大学・伊藤光希


花園で毎年好成績を残すだけでなく、大学ラグビーさらに日本ラグビーを担うリーダーを続々輩出する藤原秀之監督以下桐蔭学園スタッフの選手育成には今後も注目です!

日本ラグビーに多くの有能な選手を輩出する桐蔭学園を率いる藤原秀之監督

日本ラグビーに多くの有能な選手を輩出する桐蔭学園を率いる藤原秀之監督



9位:リーグワンに3チームが新規参入&三重ホンダヒートが栃木移転を発表

RJ365では2月にルリーロ福岡代表・島川大輝代表に特別インタビューを行いました。

RJ365では2月にルリーロ福岡代表・島川大輝代表に特別インタビューを行いました。


いよいよ開幕したリーグワン2024-2025シーズン。注目のトピックが3チームの新規参入です。中でもルリーロ福岡は、特定の母体企業を持たないクラブチームの形態でリーグワンに参入。新時代のラグビーチームのあり方として、チーム成績のみならず選手雇用や運営費を含む財務状況などチーム運営についても注目があつまります。
ようこそリーグワンへ!ルリーロってどんなチーム?島川大輝代表に聞く
その一方で、D1で活動する三重Hが、現在は三重県鈴鹿市に置いている本拠地を、2026-2027シーズンから栃木県に移転すると発表しました。リーグワンではホストスタジアムが確保できていないチームも多く、スケジュールを組むのにも苦労している状況だけに、本拠地移転というこれまでなかった選択肢をチョイスした三重Hがこれからどんな活動を重ねていくか、動向が注目されます。

2026-27シーズンから本拠地を栃木に移転することを発表した三重ホンダヒート

2026-27シーズンから本拠地を栃木に移転することを発表した三重ホンダヒート



さあ、8位以降はラグビージャパン365ご愛読の皆様と一緒に振り返ります!

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