今年も年末になりました。RUGBYJAPAN365では、年末恒例「2023年 日本ラグビー10大ニュース」を選んでみました。2023年はワールドカップイヤーであり、日本代表の指揮官も替わり、リーグワンの王者も替わり……いろいろな変化がうかがえた年でした。読者のみなさんの感覚はいかがでしょう。みなさんも、ご自身の皮膚感覚で10大ニュースを選んでみては?
2023年もご愛読いただきありがとうございました。2024年もよろしくお願いいたします!
①ワールドカップ日本代表、連続8強ならず
2023年はワールドカップフランス大会。日本代表は姫野和樹キャプテン、ジョセフHCのもと、前回大会の8強を超える成績を目指しましたが、プール戦でチリ、サモアに勝ったもののイングランドとアルゼンチンに敗れ、2勝2敗で2大会ぶりのプールステージ敗退。LOアマト・ファカタヴァの活躍、SO松田力也の正確なプレースキックなど光るところはたくさんありましたが、世界のトップ8に居続けることの難しさを改めて痛感する結果に。2027年大会に向け、選手層をどう厚くするか、経験値をどう高めていくかが重要な課題として露呈されました。
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②エディー・ジョーンズ日本代表HC復帰
日本代表を2016年から率いてきたジェイミー・ジョセフHCはワールドカップ終了後に退任。後任のHCについては日本協会が公募の方針を打ち出し、12月14日に、エディー・ジョーンズさんの就任が発表されました。2012-15年まで日本代表の指揮を執っていたエディーさんは8年ぶりの復帰となります。
しかし9~10月のワールドカップではオーストラリア代表のHCを務めながら史上初のプール敗退と不振、しかもその任期中に日本協会と接触していたという疑惑が母国で報じられるなど、就任への経緯にはすっきりしない部分も。オーストラリアのコンサルティング会社に情報収集など一部を業務委託しましたが、それが逆にブラックボックス化を生んでしまった感じもありました。2024年は、厳しい目が注がれる中の船出になりそうです。
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