準決勝第二試合は桐蔭学園(神奈川)と石見智翠館(島根)が対戦。先制したのは智翠館。前半2分、自陣22m内側のスクラムからSH濱端拳士(3年)がビックゲイン。敵陣10mに入ったところでグラバーキック。インゴールへ転がるボール、桐蔭15番が戻るも、智翠館WTB仁熊秀斗(3年)がボールをグラウディングしトライ。7−0とする。

難しい角度のプレースキックも決めた齋藤主将
10分、智翠館が自陣10m付近でラインオフサイドのペナルティー。桐蔭はショットを選択。キックを蹴るのは齋藤直人主将。落ち着いて決めて3−7とする。
14分、桐蔭は近場のFWでフェイズを重ね智翠館のDFがボールに集まったところでBKに展開。ハーフウェイ近くで12番13番と繋ぎ大外のWTB大木魁(2年)へ。大木は22m手前でタップキック。インゴールへチェイスをして大木自らがボールをグラウディングし左隅にトライ。難しい角度のコンバージョンキックを齋藤が確実に決めて10−7と逆転に成功する。
このトライからリズムが出始めた桐蔭は智翠館のディフェンスにアタックで食い込み前進を続ける。すると18分、LO石井洋介(3年)が敵陣22mのラックから相手ディフェンス7人を投げ倒しゴール左横にトライを決め17−7とリードを広げた。
智翠館も直後の21分、展開ラグビーで敵陣に攻め込むと、LO横井隼(3年)がトライをかえし12−17と追い上げる。