11月15日(日本時間16日)、ラグビー日本代表は「リポビタンDツアー2025」の3試合目で、ウェールズ代表と対戦しました。6万人のファンが集った敵地プリンシパリティ・スタジアムで、23-24、とても悔しい逆転負けとなりました。
アタック面の得点力不足の要因は…
この試合で個人的に一番見たいと思っていたのはアタックの部分です。国内で対戦した「ワラビーズ」ことオーストラリア代表戦、南アフリカ代表戦、アイルランド代表戦と、日本代表は過去3試合で32得点、平均11点ほどしか挙げることができていませんでした。
前節のアイルランド代表戦ではWTB長田、FB矢崎のゲインから良いアタックもあったのですが、ゲインした後のフォローや、相手陣22m内でのミスがあり、トライを重ねることができませんでした。
ハイボールの競り合いがクローズアップされることが多いですが、パス、ランラグビーを信条とするエディー・ジャパンは本来アタックチームです。守り勝つということももちろん大事ですが、アタックで得点して相手よりも得点が上回っての勝利が真骨頂です。
エディー(・ジョーンズHC)さんもメンバー発表会見で、アンストラクチャーからのアタックで、誰かがゲインした後のサポートコースだったり、深さだったりを今週、練習してきたと話していました。この2年やってきた超速ラグビー、そしてアンストラクチャーアタックで4トライ、ゴールキック、PGも合わせて30点くらいを目指してほしいと正直思っていました。
蓋を開けてみると、イエローカードが2枚出た前半は1トライ。相手にレッドカードが出て20分数的有利な時間帯があった後半も1トライ&3PGということで、23点しか取れず、結局、ラストプレーで相手にPGを許して勝利をすることはできませんでした。

