スピアーズ、えどりくでの今シーズン最終戦も勝利!無敗記録を継続。 | ラグビージャパン365

スピアーズ、えどりくでの今シーズン最終戦も勝利!無敗記録を継続。

2025/04/27

文●編集部


26日、ジャパンラグビーリーグワンは第16節を迎えた。2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイは、今シーズン、ホストえどりくでの最終戦、三重ホンダヒートと対戦し、39‐20で勝利。ボーナスポイントも獲得し勝ち点5を積み上げ62とし、2位をキープした。

前半ヒートにフィジカルバトルで苦しむも、後半SH藤原忍のトライから、連続トライで後半序盤の15分で22点と突き放しペースを掴むと、ハラトア・ヴァイレアのハイボールキャッチからヒートを揺さぶり、スペースにボールを運んでディフェンスを崩し、WTB根塚洸雅のトライで中押し、さらにヴァイレアのトライでダメ押しと理想的な展開で試合を締めくくった。

43分、SH藤原忍のトライ

43分、SH藤原忍のトライ


マルコム・マークスがラインアウトからの返しからのトライ

マルコム・マークスがラインアウトからの返しからのトライ


兄・根塚聖冴のタックルを受けながらトライ

兄・根塚聖冴のタックルを受けながらトライ


74分、ハラトア・ヴァイレアがトライ

74分、ハラトア・ヴァイレアがトライ

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ フラン・ルディケHC

フラン・ルディケHC

フラン・ルディケHC


こうしてえどりくで試合ができることにとても感謝していますし、オレンジアーミーのサポートも感じますし、雰囲気も最高です。だからこそ今日の試合のようなパフォーマンスにつながっていると思います。

バイウィーク明けでしっかりと戦っていかないとならないブロックの中で、ホンダさんも前半は特にすごいパフォーマンスが良くて、我々もディフェンス面では良かったですし、お互い我慢の戦いでした。

えどりく最終戦で集まったオレンジアーミーに挨拶するスピアーズ

えどりく最終戦で集まったオレンジアーミーに挨拶するスピアーズ


我々ではスモールヴィクトリーと言っていましたが、小さな局面での勝利をどれだけ重ねることができるか、それが後半、我々の方が勝利したことにより、全体の結果につながったと思います。

後半はチャンスを作って、いいアタックやディフェンスをして、それをスコアボードに反映させることができ、勝利につながりました。

――ハイボールが効果的でブレイクするきっかけになったように見えました。ハイボールは練習にどのくらいの時間を割いている?またゲームプランの中でどう位置づけているか


ルールが変更されて、ターンオーバーを増やすということと、カオスな状況に持ち込んでいき、カウンターに繋げるためにハイボールは大事な要素だと思っています。WTBや背の高いCTBを飛ばせて、ジャンパーへのプレッシャーに対するルールがきびしくなった分、ボールも確保しやすくなったので、それによって生まれたスペースへどうボールを運ぶか。そのバトルで勝つといいカウンターに繋がると考えています。

ハラトア・ヴァイレア

ハラトア・ヴァイレア


特にヴァイレアは本当に勇敢に飛んでくれますし、競ってくれます。彼がゲームチェンジャーだと思っています。彼のプレーからモメンタムだったり、試合の流れも変わったと思います。

――ヴァイレア選手のハイボールキャッチはどのように優れている?


テクニック面でいうと田邊淳コーチが練習後にいろいろとやってくれているところもありますが、ルール改正後のスペースが広くなったことで取り方を工夫したり、あとはキック自体の精度、動きが今日の試合では良かったと思います。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ ファウルア・マキシ

ファウルア・マキシキャプテン

ファウルア・マキシキャプテン


今日は今シーズンえどりくでの最後の試合でした。いつもこの会場で試合すること、自分たちには特別な会場で、たくさんのオレンジアーミーの皆さんが来て応援してくれて、本当に自分たちの力になりました。

試合のことは、特に前半のところは自分たちのペースになってなかったし、まあ、自分たちで自分たちにプレッシャーかけてしまった。後半しっかり修正して、自分たちの強みをどんどん活かしたことが結果につながったかなと思います。

オペティ・ヘル

オペティ・ヘル


江良颯

江良颯


廣瀬雄也

廣瀬雄也


えどりく最終戦には4,455人が来場

えどりく最終戦には4,455人が来場


――後半うまく修正できたとは具体的にどのあたりを修正した?


特に規律のところ、前半は自分たちの規律のところで(ペナルティを)結構取られていたんで、自分たちでコントロールできるところはしっかりコントロールして、そこから自分たちの強みであるフィジカルを活かしてやれたかなと思います。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ FB押川敦治

精度高いキックでチームを押し上げた押川

精度高いキックでチームを押し上げた押川


前半ミスが多かったので、チームとしてそういった反則やミスは自分たちの首を絞めているところがあったので、まずはそこを修正することと、キッキングゲームでしっかり優位に立つことは自分の役割だと思っていたので、後半途中、相手に蹴られて少し後退してしまうところも合ったんですけど、それ以外のところに関しては80分通して、そこまで悪くはなかったかなと思っています。


――今シーズンプレータイムが長くなり、シーズンを戦い抜く上で工夫されていることは


特にマインドの部分なんですけど、1週間という区切りの中でしっかり準備するということに意識していますね。連戦が続く中でも、連戦を考えるんじゃなく、1週間を自分の中で考えるようにして、試合日から逆算して考えた時に自分でやるべきことが曜日を通じてわかるようになってきました。

押川敦治

押川敦治


――バイウィークはリフレッシュできましたか?


そうですね。有意義というか、かなりリラックスできて、リカバリーできましたので、今週のはじめからいい状態でスタートできたかなと思います。


――1週間でピーキングするのはいつくらいから自分の中でできるようになりましたか?


練習の中でも頑張り過ぎちゃうところがあって、走る距離だったり、ハイスピードの距離だったり、しっかりコントローされているんですけど、もっと自分がコントロールしないといけないなと思ったのはリコー戦(第14節・今シーズン7試合目)の週とかですね。

最初、出始めた頃は自分でも必死で、練習の中でちょっとスピード出しすぎてしまったりとか、体の負担をかけてしまいすぎる部分があったので、S&Cのコーチと相談しながら、ピークを試合に持っていくために練習の中でもコントロールするというところは、自分にとっていい学びになったかなと思います。


――これからプレーオフでもピーキングについては普段通りで臨みたい?


そうですね。そういうメンタリティーで臨みたいなと思ってはいますけど、やっぱり(プレーオフという)プレッシャーは感じてしまう部分があるんだろうなあとは思っています。そこはちょっともがきながら、というか、経験豊富な選手もたくさんいますし、自分もこのレベルでプレーオフのような試合をする経験はないので、経験のある選手たちにもしっかり頼りながら、情報を聞いたりとか、背中を見ながら、どういうふうに戦っていくのか、最終的に自分のマインドセットにして、試合日にピークを持っていけるようにしたいですね。

GALLARY

仲良しなマルコムとフランコ(1)後ろからそっと近寄ってくるフランコ

仲良しなマルコムとフランコ(1)後ろからそっと近寄ってくるフランコ


仲良しなマルコムとフランコ(2)気配を感じるマルコム

仲良しなマルコムとフランコ(2)気配を感じるマルコム


仲良しなマルコムとフランコ(3)見つかったフランコ

仲良しなマルコムとフランコ(3)見つかったフランコ

ミックスで合同対応した根塚兄弟(左:兄・聖冴、右:弟・洸雅)

ミックスで合同対応した根塚兄弟(左:兄・聖冴、右:弟・洸雅)


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