ダイナボアーズ3連勝ならず。大きな期待を寄せられたがスティーラーズに完敗 | ラグビージャパン365

ダイナボアーズ3連勝ならず。大きな期待を寄せられたがスティーラーズに完敗

2024/03/11

文●編集部


ここまで4勝4敗で8位の三菱重工相模原ダイナボアーズは、ホーム・相模原ギオンスタジアムでコベルコ神戸スティーラーズと対戦。勝利すれば、トップ4の可能性も見えてくるということで大きな期待が寄せられたが、今シーズン、新体制でチームとしても調子をあげてきたスティーラーズにフィジカル勝負でプレッシャーを受け、苦しい展開が続き結局、14‐43で完敗。3連勝を飾ることはできなかった。試合後の会見でグレン・ディレーニーHC、岩村昂太キャプテンが敗因について話した。

三菱重工相模原ダイナボアーズ グレン・ディレーニーHC

80分間、自分たちがコントロールを取れなかった。常にプレッシャーがかかり、スコアを重ねることができなかった。スコアボードにもそれが表れている。相手がダイレクトにフィジカルで来て、自分たちがやりたいことをやらせてくれなかった。


ーーディフェンスについて


自分がディフェンスコーチなので、その責任を取らなければならない。キックパスのトライは全体的に狭すぎて、ポジショニングが良くなく、対応できていなかった。


試合後対談する両HC

試合後対談する両HC



ーー風下からのスタートでしたが誤算は


風下での得点の重要性は認識していました。プランを遂行できたところもあったが、そこから少しズレが生じたところもあった。2つ目のトライが前半取れていたら変わっていたところがあっただろう。風下で相手が守らないと行けない中、全体的には出来ていたが、一つカウンターで(トライを)取られて、自分たちは取れなかった。そこが違っていたら前半は違う展開になっていたかな。もっとペナルティーカウントを活用すべきだった。多分(相手が)19で、自分たちが3だったと思う。通常は見ない数字だが、もっと活用すべきだ。ペナルティをもらった後、ポイントに変える方法を振り返って改善しないといけない。


ーー準備で足りなかったところは


自分たちのリズムを作れなかった。個人のミスが目立ったが、相手がダイレクトにプレッシャーをかけてくるチームだったので、そこからどんどんひどくなってしまった。先週は65%のボール支配率だったが、今日はそこができず自分たちのリズムで(ラグビーが)できなかった。発展途中のチームなので、満足しているわけではないが、学べることがあるので、チームとして学び、次に進むことが大事になってくる。


三菱重工相模原ダイナボアーズ SH岩村昂太キャプテン




ブレイクダウンで受けにまわってしまい、我々のスタンダードとは違った。一つ目の仕事がうまくいかず我々のアタックができなかった。また、22m入ってチャンスが生まれたときに個人のミスがあり、点数をとって帰れなかったので苦しい展開になった。


ーー今日のテーマややりたかったことは

ダイレクトにプレーしている時には良いラグビーができていると。それを継続していくことが大事だと話していた。アーディ ・サヴェア選手など強い選手がいるけど受けずにやっていこうと話していましたが、それを実行できなかった。疲労感などは言い訳にはならない。グラウンドに立った選手は1対1の戦いで勝たなければならない。その点で今日は負けてしまったかな。


ーーこれから後半戦を迎える。

上位チームと戦うためには、毎試合毎試合一貫性をもってスタンダードを出し続けることが大事。準備段階から一貫性をだして、それをグラウンドで遂行する。多少相手を気にするが、スタンダードをしっかり出すことを意識したい。



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