東京サンゴリアス、チェスリン・コルビ、サム・ケイン入団会見 | ラグビージャパン365

東京サンゴリアス、チェスリン・コルビ、サム・ケイン入団会見

2023/11/28

文●編集部


28日、NTTジャパンラグビーリーグワン2023・ディビジョン1の東京サントリーサンゴリアスは、オールブラックスのキャプテンを務めたFLサム・ケインとワールドカップ優勝を果たしたスピリングボクスWTBチェスリン・コルビの入団会見を行った。

大久保尚哉GM

大久保尚哉GM


会見の冒頭で大久保尚哉GMは「今季こそリーグワン初優勝、5シーズンぶりの優勝に向けてコルビ・ケインの2人を新たに仲間に迎えて、必ず王座奪還を果たしたい」と意気込んだ。

続いて、コルビ、ケインがそれぞれ挨拶をした。


「ミナサンコンニチワ。チェスリン・コルビデス。このような光栄な機会をいただき、非常に嬉しく思います。先週の木曜日に家族と共に日本に到着しました。皆さんに温かく迎えていただき嬉しく思います。フィールドに立つことを待ちきれないという思いと、歴史があり、実績のあるクラブに移籍できたことを誇りに思います。チームメイトとともに実績を残すことを心待ちにしています」(コルビ)

チェスリン・コルビ

チェスリン・コルビ



「ミナサンコンニチワ。サム・ケインデス。サントリーの皆様には私や家族を温かく迎えてくれて本当に感謝しています。リーグワンでは自分にとっての試練を迎えることを楽しみにしています。ニュージーランド以外で海外でのプレーは大きなチャンスですし、チャレンジだと思っています。明日がトレーニング初日になるので、スパイクを履いて臨めることを楽しみにしています」(ケイン)


その後質疑応答が行われ、まず二人には日本に来た背景について質問が出された。


コルビ 「2019年のワールドカップ日本大会で来日しましたが、リーグワンの評判を耳にしていました。あれから4年経っていますが、日本ラグビーのレベルが上がっていて、チーム同士のスタンダードも上がっています。またリーグワンではインターナショナルな選手たちも顔を揃えていて、そういった環境であれば、自分にとってもいいテストができると思っています。サントリーのスタイルは自分にあっていると同時に、チームのバリューも自分が掲げているものに近いと感じています。ラグビーを通じて恩返しがしたいですし、自分の学びにつなげてさらに成長していきたいと思っています」



ケイン 「自分が日本に来るのは5回目です。これまでの経験から、日本の人々、文化を好ましく思っています。このようなチャンスをいただき家族と一緒に日本で過ごすのが楽しみです。近しい友人がサンゴリアスでプレーしたというのも(入団を決めた背景に)あります。バレット、マッケンジー、クルーデンがプレーしていて非常にいい話を耳にしていました。リーグワンはNZでTV放映している試合がありました。チームメイトや旧友がリーグワンでプレーをしていたので、自分も良く見ていました。近年、スタンダードもレベルも上がっていると感じています。今回(リーグワンで)の経験がラグビー選手をして成長することにつながると思っています。スピード、アジリティーはリーグワンで(プレーするために)大きな要素になると思うのでそういったスキルを磨くことを楽しみにしています」



スプリングボクス、オールブラックスとプレースタイルが違う2人が同じチームに入ることでサンゴリアスの「アグレッシブアタッキングラグビー」にどんな効果をもたらすのだろうか。


コルビ「自分はフランスで6年間プレーしていたので、日本のラグビーとは違った知識や経験を周りの選手に共有できれば嬉しい。同時に自分もリーグワンから学ぶことができる。そして(リーグワンで得たことを)吸収していきたい。自分らしく、自分らしさを表現できるプレーをしていきたい」



ケイン「新しい環境に馴染むために、時間を取ってチームの環境やラグビースタイルに慣れていかなければならない。そして先陣を切って、自分たちの持っている知識・スキルを体現しながら、周りと共有できれば嬉しい。毎試合、毎試合チームとしてインパクトを与えていきたい。サンゴリアスはアタックのマインドセットが強いチームなので、そこをうまく使いながらディフェンスで貢献したい。ターンオーバーしてボールを奪ったら、隣にいるチェスリンに回してトライを取れたら嬉しい」

二人がリーグワンで戦いたい相手とは。


コルビ「リーグワンにはボクスの選手が多くいて、彼らと対戦するのは変な感じがする。スーパーラグビー時代は何度か対戦したことはあります。日本で対戦するのは変な感じがしますが楽しみです。サムと並んでプレーするのは、NZ代表のキャプテンとチーム、フィールドを共にすることなので本当に楽しみです。サムがこれまで培ってきた経験を学べるのは、非常に嬉しいですし、お互いに親睦を深めているのも実際に楽しめています。パナソニックとの対戦は楽しみですし、毎週フォーカスをぶらさずに臨んでいきたい」


ケイン 「チェスリンとフィールドを共にするのは楽しみです。彼が走り回るのを捕まえるのではなく、味方についている方が嬉しいからね。長年、リスペクトしていた選手なので、親睦を深められるのは嬉しい。リーグワンでは、クボタのHOダン・コールズと開幕節で対戦できることを切に願っています!」

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ