ファストレビューVol6・20251207関東大学対抗戦・早明戦 | ラグビージャパン365

ファストレビューVol6・20251207関東大学対抗戦・早明戦

2025/12/07

文●斉藤健仁


12月7日、関東大学ラグビー対抗戦の伝統の一戦、そして勝った方が優勝という「早明戦」が終わりました。25-19で明治大が5年ぶりに対抗戦1位に輝きました。

早稲田大は「圧倒」、明治大は「前へ」&「接点」をテーマに掲げて大一番に臨みました。

101回目の早明戦の焦点はFWのスクラム、ラインアウトのセットプレーになると思っていました。

FWのセットプレーから早稲田大が良いボールを出せれば、当然、高速BKが活きてくる。逆に明治大がFWで相手にプレッシャーをかけることができれば、相手のBK展開にも圧力をかけることができるし、自分たちのスクラムでペナルティーを得て、相手陣奥でモールからトライを挙げて優位に進めることができる。

結果的にはスクラムは最後まで互いにレフリーのコールのタイミングと合っていないように見えましたし、終始、予想に反して早稲田大が優勢でした。ただ明治大の選手たちに試合後に話を聞くと「何でそうなったかはわからない」とのことでした。スクラムの距離なのか、角度なのか、早稲田大が策を講じてきたのか、最後までスクラムが落ち着かない試合となりました。

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