12月7日、関東大学ラグビー対抗戦の伝統の一戦、そして勝った方が優勝という「早明戦」が終わりました。25-19で明治大が5年ぶりに対抗戦1位に輝きました。
早稲田大は「圧倒」、明治大は「前へ」&「接点」をテーマに掲げて大一番に臨みました。
101回目の早明戦の焦点はFWのスクラム、ラインアウトのセットプレーになると思っていました。
FWのセットプレーから早稲田大が良いボールを出せれば、当然、高速BKが活きてくる。逆に明治大がFWで相手にプレッシャーをかけることができれば、相手のBK展開にも圧力をかけることができるし、自分たちのスクラムでペナルティーを得て、相手陣奥でモールからトライを挙げて優位に進めることができる。
結果的にはスクラムは最後まで互いにレフリーのコールのタイミングと合っていないように見えましたし、終始、予想に反して早稲田大が優勢でした。ただ明治大の選手たちに試合後に話を聞くと「何でそうなったかはわからない」とのことでした。スクラムの距離なのか、角度なのか、早稲田大が策を講じてきたのか、最後までスクラムが落ち着かない試合となりました。

