第25回東日本大学セブンズは帝京大学が劇的な逆転勝利で大会初優勝 | ラグビージャパン365

第25回東日本大学セブンズは帝京大学が劇的な逆転勝利で大会初優勝

2024/04/14

文●編集部


14日、熊谷ラグビー場では、第25回東日本大学セブンズ大会が行われ、帝京大学が初優勝を飾った。

ベスト4進出したのは「関東対抗戦の4チーム」

1日で1回戦から決勝まで行うというハードな日程で行われるこの大会。決勝に進んだ明治大学と帝京大学の戦績は以下のとおり。


明治大学

1回戦:41-19 東洋大
準々決勝 36-19 東海大
準決勝 24-21 筑波大


帝京大学
1回戦 35-17 日本大
準々決勝 33-26 流経大
準決勝 28-14 早稲田大



帝京大 土橋輝久 セブンズ監督(BKコーチ)

帝京・土橋輝久監督と寺山廉太郎キャプテン

帝京・土橋輝久監督と寺山廉太郎キャプテン



帝京大としては初めての優勝でその歴史を知らなかったが、最高の場面に立ち会えたと思っています。


――この大会に向けてどのくらい準備したのか


準備という部分ではほとんどしていない。15人制をメインにやっていて、全体練習が終わった後、(BKリーダーの)小村真也をコーチにして寺山廉太郎(ともに4年)をキャプテンにしてできる時間を自分たちで作って進めていった。セレクションは去年の悔しさを持ったメンバーを中心にセレクションした。(1年生で選出した)福田はセブンズに長けている。三田村は練習の中での強靱な身体の強さ、フィットネス、そして経験を考えていれた。


――セブンズの監督は何年目?


2年目です。選手主導です。特に昨年と変えることはなかったです。寺山は去年もいっしょに戦ったメンバーでセブンズのことは僕よりわかっているし、私たちはサポートするだけだった。小村をコーチにして4年生を中心にメンバーを作った。 


帝京大学 寺山廉太郎キャプテン

今大会、個人的にはあまりコンディションが良くなかったが、仲間が全力で走ってくれたので優勝できたと思います。




――どのくらい練習していた


練習が終わった後、集まって、合計3時間もいかないくらいですが、自分たちでメニューを考えて、(小村)真也をコーチにして少ない時間で準備してきた。普段のトレーニングの内容の濃さ、普段のフィットネス、ウェイトのトレーニングの取り組みの姿勢が出たかなと思います。


――初優勝です


あまり実感は湧いていないが、初優勝と歴史に刻むということをキャプテンでできたのは良かった。


――最後のシーンを振り返って


試合始まる前に、岩出先生から「粘っこく」と一言いただいて、粘っこく我慢すれば俺らの方が強いと声をかけてやっていました。(最後は人数が少なかったがボールキープしてという意識で)はい。


――昨年の悔しさがあった?


僕自身が悔しいというより、同じ部屋の子もセブンズのセレクションに参加していて、悔しそうにしていたので、大会にくるにあたって一緒に戦っていたメンバーの思いも背負ってという感じでした。セブンズに向いている選手を真也と土橋さんと僕の方で話し合って、ゲーム形式をしてセレクションしたという感じです。



――初戦から厳しい戦いだったが、どの試合がきっかけになったか


初戦から厳しい戦いになるとわかっていたが、まずしっかりと初戦を勝ちきって、準決勝(の早稲田大戦)ですかね、一つになってというところがありま



――決勝に向かう雰囲気は?


決勝だけ、あと1試合だけなのでしっかり走りきろうとみんなエナジーだそうといいムードで迎えることができました。


明治大学 杉本晃一 セブンズ監督 



3年生からキャプテンを選んだんですが、チームの中ではもう一人・仲間航太を共同キャプテンにした。セブンズの経験も豊富でリーダーシップがあったのでキャプテンにした。




――なぜ山村和也選手がセブンズキャプテンを指名したのか


3年生からキャプテンを選んだんですが、チームの中ではもう一人・仲間航太を共同キャプテンにした。セブンズの経験も豊富でリーダーシップがあったのでキャプテンにした。



明大大学 山村和也 セブンズキャプテン




今季のチームのスローガンは「奪還」だが、セブンズも「奪還」という目標でやっていました。去年は優勝逃してしまったので、取り返すということで、1週間前から練習して、話し合いながら成長してやってきた。決勝は逆転で負けたので悔しい思いが最初にあります。

試合やっていく中で修正していけたので、成長を感じられたが、決勝ではコンテストで負けて、試合の流れで悪い風になった。逆転したが、最後、コンテストで負けたことが負けにつながったかなと思います。



――3年生ながらキャプテンに指名されました


キャプテンと言われたときは自分と仲間でチームを引っ張れるのは嬉しかった。セブンズアカデミーでフィジーに行ったので、それを明治に活かせることができればと思ってやっていました。



――1年生も4人出場していました


学年関係なく、個人のプレーはいいものをもっているので、練習からプレーできていたかなと思います。


――きついブロックで戦ってきた中で、フィットネスは?


1試合目と2試合目の間はリフレッシュできたが、その後はタイトなスケジュールだったが、リカバリーの方法や水分補給などトレーナーさんからサポートしていただいて、4試合目の疲労感はあったが問題なくできたかなと思います。

http://rugbyjapan365.jp/img/2024/0414/1de425926d75b18371343a6a2e06a545_original.jpg

――決勝はキックオフで崩された


キックオフのコンテストで崩されたときは、プレーが切れたときに話し合って、修正できたと思いますが、結果、立て続けに取られてプレッシャーに感じていたのかなと思います。




――最後逆転されてしまったが


逃げ切ればいいという気持ちになってしまったのが、逆に、強気なプレーにつながらなかったのかなと思います。逆転されたときは負けてしまって悔しかったです。
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帝京大学・1年生

帝京大学・1年生


明治大学・1年生

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