16日、サクラフィフティーンこと、ラグビー女子15人制日本代表は「太陽生命ジャパンラグビーチャレンジシリーズ2023」フィジー代表とのテストマッチ第2戦を戦い41-36で勝利。テストマッチ2連勝を飾った。10月から開催されるWXV(サクラフィフティーンは2部・WXV2に所属する)に向け弾みをつける勝利となった。試合後、司令塔SO大塚朱紗とPR加藤幸子2選手に話を聞いた。
SO大塚朱紗
同じ相手に2回勝つということは難しいことがわかっていたので、もう1段階ギアをあげて絶対フィジーに勝つということをチームにいってきました。そしてチームもそれを体現してたので今日は粘り強く勝つことができました。
(第2戦の準備について)フィジーはオフロードが得意で、ミスボールに対してもすごく速く、トランジションのところも上手いチームなのでディフェンスでしっかりボールを殺そうとか、オフロードさせないようにしようとかそういうところをやってきました。
(キックの使い方について)コンテストキックを蹴るのか、ロングキックを蹴るのか、しっかりコミュケーションを取って判断していました。外のメンバーが「空いている」というコールと自分たちがしっかり見て判断できたところは良かった。
初めは外のスペースに運ぶようにして、そうしたら多分裏が空いてくるので、そこでキックを有効的に使っていこうという風に話していました。
(前回のワールドカップからプレーの面で意識していること)ワールドカップでは相手の敵陣に入ってもトライを取り切れずに点数を取られるシーンがすごくありました。そこが課題だったので、終えてから、しっかり取り切れるところは取りきろうということを常に意識しています。
(手応えは?)取りきらないといけないところでしっかり取り切って、帰って来れるというのは今少し出ているのかなと思います。まだまだ修正は必要なので、さらに高いレベルでできるようにしたいと思っています。
(レスリーHCが引き続きチームを率いる。新たに求められていることは?)BKは強いキャリーとスペースにボールを運ぶというところはすごく求められています。私自身はリーダーシップの部分での役割を求められている。試合中でも練習でも自分なりにリーダーシップをとっていくことが自分の課題だと思っています。
(WXVが始まることでどう変わりたい?)去年のワールドカップでは経験値が足りないということを感じました。なるべく多くの海外のチームと戦うことがWXVでできるので、自分がワールドカップ出場することで得た経験値というものをさらに上げることができるかなと思っています。