太陽生命ウィメンズセブンズ2019第2戦東京大会は、三重パールズがアルカス熊谷との死闘の末に10-5で勝ち、3大会ぶり4回目の優勝を飾ったが、プール戦の初戦から実力伯仲、勝負の行方が分からない激戦の連続、女子ラグビーのレベルアップを感じさせる大会だった。
RUGBYJapan365では、2日間34試合で輝いた選手の中から、とびきり輝いた7人を厳選、ドリームセブンとして紹介する。
また、今回は新企画として番外編・本誌選出ベストジャージーも発表!
保井沙予 三重パールズ
強靱なフィジカルを活かし、初戦から決勝まで6試合すべてでトライを決め、アルカスとの決勝でも前半に先制トライ。決勝の後半にタックルされた際に負傷退場したが、大会MVPに輝いた。トライをあげてコブシをふりあげる力強いガッツポーズはチームを盛りあげる。女子ラグビーでは珍しい、感情を前面に出すキャラクターで観衆を熱くさせる。当欄ドリームセブンには初登場。
鈴木彩香 アルカス熊谷
決勝トーナメント3試合は「初めて」というWTBの位置に入り、すべて14分間交替なくフル出場。WTBの定位置に縛られない自在のポジショニングで突破役に、リンク役にフル回転、アルカスを2年ぶりの頂点目前まで引っ張り上げた。当欄ドリームセブンには2017年保土ヶ谷大会以来、3度目の登場。2007年、17歳でセブンズ日本代表入りした女子ラグビーのシンボルプレイヤーは、日本人選手最年長の29歳になっても輝きを増し続けている。