女子セブンズ日本代表セレクションマッチ開催―この試合で見えたものは | ラグビージャパン365

女子セブンズ日本代表セレクションマッチ開催―この試合で見えたものは

2020/12/01

文●編集部


29日、熊谷ラグビー場では、リポビタンDプレゼンツ・ジャパンラグビーチャレンジ2020が開催された。来年の東京五輪に向けた代表スコッド選考を兼ねたセレクションマッチとして、コロナの影響以降、初の観客をいれた中行われた。

レッズメンバー

1 中村知春
2 バティヴァカロロライチェル海遥(Cap)
3 香川メレ優愛ハヴィリ
5 平野優芽
6 白子未祐 Re.
7 山中美緒 Re.
8 黒木理帆
9 田中笑伊
10 岡田はるな Re.
11 原わか花
12 小出深冬 Re.

ブルーズメンバー

1 鈴木彩夏
2 大竹風美子
3 長田いろは Re.
4 立山由香里
5 室越香南
6 大谷芽生 Re.
7 堤ほの花
8 大黒田裕芽(Cap)
10 弘津悠
11 永田花菜 Re.
12 小笹知美 Re.

試合結果

第1試合: レッズ 20-10 ブルーズ

レッズ: TRY(前半1’ 黒木理帆、前半4' 原わか花、前半5' 平野優芽、後半1' 中村知春)
ブルーズ: TRY(後半5' 鈴木彩夏、後半7' 弘津悠) 



第2試合: ブルーズ 17-17 レッズ

ブルーズ: TRY(前半4' 鈴木彩夏、後半6' 室越香南、後半7' 小笹知美)
G:(後半6' 大黒田裕芽)

レッズ: TRY(前半5' バティヴァカロロライチェル海遥、 前半7' 中村

稲田仁HC「個々ではなくチームで戦っていくのがサクラセブンズのテーマ」

いいプレーも課題も出てきたので、今日出た課題を次につなげていきたい。今日は久しぶりのゲームをさせていただいて、やはり練習では味わえない緊張感を含めて、フルコンタクト試合というと2月のシドニー大会からかなり空いているので、そこの試合感みたいなところを100%出せていない。ここから上げていきたい。

 

――オリンピックの3次候補はいつ発表になるのか。


今後の3次候補ですが、来年のワールドシリーズの予定が確定していないので、まだこれでいきますというのは、考えてはいるがハッキリ言える段階ではない。ただ、3月くらいが一つ大きなメドになるが、これからのスケジュールが出たらお話ししたい。

バティヴァカロロライチェル海遥(レッド・ゲームキャプテン)

自粛が明けてから初めての試合で、新しいこと取り組んできて、チャレンジしてみる、いいきっかかけでした。いい課題が出たので次につながると思います。

――試合で実際にコンタクトしてみて


今回、試合という形で初めてでしたが、合宿の中でもゲーム形式の練習がかなり多く組まれていたので、コンタクトの感覚はあまり変わらない。

――オリンピックに向けて


個人としてはボールキャリーが強みなので、今日の試合でもそこがチャレンジできた部分とそうでない部分が明確になったので、伸ばしていきたい。チームとしては個々ではなくチームで戦っていくことがサクラセブンズの大きなテーマなので、そこはぶらさずにいい準備をしていきたい。

 

大黒田裕芽(ブルーズ・ゲームキャプテン)

2週間合宿でやってきたことと、今、自分たちが持っている力を最大限アピールすることをチームでチャレンジしようと試合に臨みました。

――実際にコンタクトしてみて


久しぶりの試合で練習では出せないスピードやコンタクトがあり、「マラソン大会の後みたい」でと話したりして、試合はいつもと違うところがあった。練習でもっと試合に近いレベルでやりたいと思った。本気で走って、タックルを何度も繰り返すのはすごくしんどかった。

――オリンピックに向けて


アタックでもディフェンスでも再現性のある、1回、まぐれではなくて、何回もいいプレーができる選手になりたい。アタックでは自分でいくところと仲間を生かして、ボールを空いているスペースに運ぶところを意識している。ディフェンスではノミネートしていなくても必ず仕留めること、ハードワークを意識している。チームとしては、ハードワークし続けて、今、オフロードとかでボールを止めずに動かし続けること(をしていきたい)、また2人目、3人目の精度を上げて、足の速さではないスピードでは勝てるようになりたい。

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