11月19日に行われた「太陽生命ウィメンズシリーズ2018入替戦」に勝利した、横河武蔵野アルテミスターズと自衛隊体育学校PTS。互いに「昇格」という共通の目標をもって挑んだ1年だった。チームを率いる、石井寿依(PTS)、南早紀(横河武蔵野)両キャプテンに試合後話を訊いた。
「やり続けたフィジカル、そして基礎的な練習。年間110試合を戦ってきたからこその自信が勝利につながった」自衛隊体育学校PTS・石井寿依キャプテン
――年間110試合を戦ってきたということですが、この1年積み上げてきたものは?
どこよりも走れるチームになろうと、プレー自体はまだまだ粗い部分が多くあるんですけど、諦めず最後まで走り切る、フィットネスの部分を重視してやってきていました。
――チャレンジチームでもプレーされていました。そういった経験は大きかったですか?
協会主催でそこからトップやSDSに上がる選手が多くいる中で、貪欲さや愚直さは学ぶことができました。チャレンジチームでは、ここが目標ではないということを言われていました。太陽生命で戦って、そこから選ばれて、世界に勝つ選手になることが目標にやってきていました。目先の勝利だけではなくて、日頃の練習から、そういう目標を掲げてやってきているのでやっぱり勉強になりました。
――プール戦は快勝で、決定戦を迎えました。チームにとって自信をもって挑むことができたのでは?
年間110試合というのもありますが、フィットネスをかなりやってきていたので、相手が疲れていれば、たとえ点差が開いても、私達、絶対追いつくよね、そういう前向きな気持ちで望むことはできていました。「負けていても、追いつくでしょ」という気持ち的に余裕をもって望むことができました。