本誌選出!ドリームセブン、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2022・熊谷大会 | ラグビージャパン365

本誌選出!ドリームセブン、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2022・熊谷大会

2022/04/27

文●大友信彦


熊谷大会を彩った12チーム、137人の選手たちの中から本誌恒例のドリームセブンを、惜しくもそこから漏れた選手たちによるネクストセブンを本誌オリジナルでセレクトした。素晴らしい活躍をした選手は他にもたくさんいて、選考には今回も迷ったが…選んだ選手がみな素晴らしかったのは間違いないところです。みんな、楽しそうに、とびきりいい顔でプレーしていたところも素晴らしかった。

グレイス・ククタイ(横浜TKM 25歳) 7T

長い手足で相手を幻惑し、猛加速でDFを振り切り、大会6試合で効果的な7TをあげTKM優勝の立役者になった。大会MVPを受賞。ニュージーランド・オークランド出身で、3年前にネットボールから転向。ニュージーランド・デベロップメントスコッド


内海春菜子(横浜TKM 22歳) 2T2C

抜群の状況判断力で内にも外にも顔を出し、トライにからむ。グレース時代はケガに泣いたが、フィジカル&スピードをアップさせてシニアのステージに復帰。
2017年全国高校選抜セブンズでは國學院栃木の主将として優勝。相模原RS-国学院栃木-流経大グレースを経てヒューマンライフケア横浜所属



ニア・トリバー(東京山九フェニックス 23歳) 11T

走り出したら止まらない。北海道ディアナに所属した2019年には4大会中3大会でトライ王、太陽生命シリーズ年間最多トライ記録となる30T、150得点でシーズン2冠を獲得。今回は3年ぶりの太陽生命シリーズ復帰でいきなりトライ王と得点王の2冠。バネの効いた走りは誰もマネできない。アメリカ代表

辻崎由希乃(ながとBA 27歳) 6T

ミッドフィールドでタックルにサポートに働き、大外までもフォローしてトライも取る。外国人選手の大駒が目立つブルーエンジェルスを支えるハードワーカー。
北陸学院大時代はバスケットボールで活躍した。ながとBAのメインスポンサー、ヤマネ鉄工建設勤務



保井沙予(三重パールズ 28歳) 8T1C

タックルされても倒れずトライラインへ突き進む。闘志を前面に出す強気なランニングで、トライを取ったら喜びを全身で表現。チームを勢いづけるフィニッシャーだ。今大会8トライで大会トライランク2位
天理大までは陸上競技、100mのベストタイムは12秒02。大学卒業後にラグビーを始め、ラガールセブンウエストを経てパールズ。2019年太陽生命シリーズ東京大会MVP 医療法人社団主体会病院所属

堀川侑愛(日体大 4年) 4T

セットプレー、ブレイクダウンでハードワークし、ボールを持てば大外を走り切る。最後の追手門との5位決定戦の後半ロスタイム、2日間6試合を戦い抜いたラストミニッツに自陣ゴール前から90mを独走したスタミナとスピードは脅威的だった。とわの森三愛高校までソフトボール。ラグビーは大学から始めてこのブレイク!


土井美咲(RKUグレース 19歳) 6T

上体の立った独特のランニングフォーム。本人は「直したい」と照れるが、軸がぶれずにステップの威力は増す。将来性抜群の異色トライゲッター。順天堂大スポーツ健康科学部2年。福岡堅樹さんとは「医学部とはキャンパスが違うのでお見かけすることはありません(笑)」松戸少年RS-千葉ペガサス/麗澤高


ネクストセブン 室越香南(追手門学院 4年) 7T

2019年以来の太陽生命シリーズ復帰。定評のあるアタックセンスに加えディフェンス、ジャッカルでも活躍した。2020東京五輪スコッド、横濱ラグビーアカデミー-追手門学院高-追手門学院大

アテカ・レイヤモ(横浜TKM 21歳) 4T

今大会は主にベンチスタートだったが、スーパーサブで登場するフィジアンスピードスターは別次元。準決勝ながと戦のサヨナラトライ&決勝の勝負を決めるトライは圧巻だった

大黒田裕芽(東京山九フェニックス 27歳)2T12C

ラインブレイク、視野の広さ、両サイドからのゴールキック、相変わらずすごい! 今大会34点を加えシリーズ通算得点は461点。歴代最多の山本実に16点差に迫った。松戸少年RS-市立船橋ー立正大/アルカス熊谷から名古屋レディースを経て昨年、フェニックス入り。


ジャネット・オケロ(パールズ) 6T

特大ストライドが生み出すスピードは抜群。フェニックスのニア・トリバー、TKMアテカ・レイヤモとのマッチアップは一瞬も目を離せないほど見応えがあった。太陽生命Sの名物になる!?
2016年リオ五輪&2021年東京五輪ケニア代表、2017年アフリカ最優秀選手賞

大内田夏月(日体大 2年)1T9C

回りを動かし、外を抜き、内で体も張りキックも決めるユーティリティな司令塔。ながとBAの優月は実姉。次回は姉妹対決に期待!
筑紫高/福岡レディースで全国U18女子セブンズ出場


山下果林(アルカス熊谷 26歳) 8T

地元開催熊谷のファンの期待に応える激走を重ねた。太陽生命シリーズには2014年の第1戦・龍ケ崎大会からチャレンジチームで参加していた。神戸甲北高-立正大-吉見商事


金島瑠奈(四国大 2年)2T2C

線は細いが巧みなステップでいつのまにかトライラインを攻略
姉・珠璃亜(じゅりあ)は千葉ペガサス時代の2017年保土ケ谷大会でドリームセブン選出。のみこまRSー石川撫子RFCー石見智翠館

大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。’87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

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