1月18日、19日、第11回全国女子ラグビー大会準決勝2試合が行われた。スピアーズえどりくフィールドでは大会3連覇を目指す、東京山九フェニックス(関東大会1位)と九州・ながと合同(関西大会2位)が対戦し、41‐13でフェニックスが快勝。決勝進出を果たした。
三重交通Gスポーツの杜鈴鹿では、PEARLS(関西大会1位)がYOKOHAMA TKM(関東大会2位)と対戦し、34‐24でPEARLSが勝利。決勝戦は昨年同様にフェニックスとPEARLSの対戦となった。
王者フェニックスのキャプテンを務める日本代表・LO佐藤優奈選手に試合後、準決勝のパフォーマンスと決勝に向けた思いを、さらに同じく日本代表のPR小牧日菜多選手に話を訊いた。
東京山九フェニックス 佐藤優奈キャプテン
個人的にもみんなも多分すごく楽しい80分になったんじゃないかなと思っています。九州の方もすごく準備してきて押されてきついところもあったんですけど、みんなで我慢して最後までハードワークし続けられて良い結果がついてきたのですごく嬉しいです。
――中盤で中々突き離すことができなかった部分は
勝っておわったので良かったんですけど、その分、簡単なところのミスとかペナルティとかをもらって自分たちで苦しんだ場面がありました。そこはコミュニケーションだったり、もう1ワークだったり、簡単なことだと思うので、意識高く修正して決勝では本当にプレーも気持ちも100%の試合をしたいなと思っています。
――ミスが起きてしまった要因とは?
やっぱりきつくなったときにリロードが遅れて、コミュニケーションも取れてなくてボールが出ちゃってみたいなところがありました。FWのみんなで頑張る、ハードワークする、コミュニケーションとってしっかり確実なプレーでやっていきたい。
――あと1勝すると3連覇を成し遂げられますが今のチームでどういうパフォーマンスを見せたいか
いつも通り、FWもBKもしっかり100%出せたら、スクラムも負けないし、ラインアウトも勝てるし、BKのキックも良いランもあるのでそこがしっかり出せるような準備をして、最後まできを抜かずにいきたいです。
まだまだ最初の入りが良くないので、そこは2週間でもう1回みんなでマインドセットして修正してやっていけば勝てるんじゃないかなと思っています。
――相手は決まっていませんが、どちらのチームが勝利してもFW勝負になりそうです。キャプテンはどんなプレーをしたいか。
相手の「FWでいける」と思っている気持ちをへし折るくらい、こっちも強い気持ちをもって、しっかり分析して、相手が嫌なプレーをして、相手に隙を与えないように、プレッシャーをかけ続けたいなと思っています。
東京山九フェニックス PR小牧日菜多
今日の試合は前半、結構プレッシャーを自分自身も感じたし、チームも多分感じたかなというプレーが多かったですね。決勝に向けてもっとチャレンジして、もっとフェニックスらしいラグビーができたらなと思います。
――何本目のトライからフェニックスらしいラグビーができるようになった?
自分たちは結構モールを強みにしているので、モールでゲインやトライがとれたときはやっぱりフェニックスらしくいけているなというのは感じます。
――中盤もう少し突き離すのが早くても良かったのかなと感じましたが
私達のミスから結構相手にスペースを与えてしまったり、BKのところでミスが続いてしまったりもあったんで、そこはもっとミスなくできたらよかったなと思います。
――3連覇というのは気にしていますか?
はい。気にしています(笑)
――決勝ではどんなプレーをしたいですか
セットプレーで圧勝したいですね。相手のFWも結構強みにしていると思うんですけど、私達が絶対負けないという気持ちを持って戦うのと、BKにもうちはキーマンがいるので、今日もすごく活躍してくれたんですけど、そこもしっかりフェニックスらしいラグビーをしてキーマンの強みを活かしてフェニックスらしいディフェンスができればなと思います。
GALLARY