8月4-6日の3日間、長野県上田市のサニアパーク菅平で「2023菅平女子セブンズ」が開催され、関東学院六浦Bが決勝でアルカスユースを24-0で破り優勝した。関東学院六浦は、2021年大会から3年連続優勝。
大会には昨年以前から複数チームが参加していた関東学院六浦、石見智翠館、福岡レディース、四日市メリノールに加え、鳴門渦潮も2チームでエントリー。岩手の花巻東が初出場するなど、最多の36チームがエントリーして行われた。
関東学院六浦はABの2チームで参加。3年生主体のAはプール1を1位で通過したが準々決勝でアルカスユースに7-12で惜敗。しかしプール7を1位で通過した下級生主体のBチームは、準々決勝で流経大柏を29-0、準決勝では麗澤を24-5で破り、決勝進出。
決勝は試合開始からアルカスが相手陣に攻め込み、太陽生命シリーズのチャレンジチームで活躍した丸山希香(3年)がフィジカルの強さを活かして前進を図るが、六浦はダブルタックルで対抗。
ボールを奪うと、FW高橋みひろ(2年)がボールを持ちだし、2分、右サイドでパスをもらった1年生SO伊藤ちひろがタッチ際を走り切って先制トライ。伊藤ちひろは明大の伊藤耕太郎・龍之介兄弟の妹、走れる司令塔兄妹の力を見せつけた。
さらに5分、FW齋藤紗葉が相手ゴール前に絶妙のキックを蹴り込んでプレッシャーをかけ、キャリーバックによる5mスクラムを得ると、スクラムサイドを突いたSH山本梨月(2年)がトライ。自らコンバージョンも決め、12-0とリードを広げて折り返す。