イングランド戦レビュー・サモア戦プレビュー。勝つチャンスはあっただけに悔しい敗戦。サモア戦はポゼッションアタックに期待 | ラグビージャパン365

イングランド戦レビュー・サモア戦プレビュー。勝つチャンスはあっただけに悔しい敗戦。サモア戦はポゼッションアタックに期待

2023/09/21

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


こんにちは、翔太です。
イングランド戦は残念な結果に終わりました。メディアにもネットにも「悔しい」というコメントがたくさん見られます。僕も正直な感想をいえば「悔しいな」「勝つチャンスはあったのにな」という思いが強いです。

そう思う一番の理由はFWの、特にスクラムの頑張りです。スクラムはイングランドの主武器であり、昨年11月の対戦ではそこで3連続ペナルティーを犯したことで試合の趨勢は決まってしまった。今回もイングランドはそこで日本を壊しに来るのは間違いない。僕も正直、そこをやられる可能性も想定していました。

それだけに、イングランドが押しに来ても一歩も下がらなかった日本のスクラムを見たときは感動しました。本当に、今までラグビーをしてきた中でも、こんなに美しいスクラムを見たのは初めて。低く、密度が高く、8人が一体となっている。スクラムとはこれほど美しいものかと思いました。洗練されると美しくなるモノなのですね。日本代表は本当に素晴らしいスクラムを組めていた。

それだけに、悔しさがこみ上げるのです。スクラムをあれだけ組めたのだから、勝つチャンスはあったのでは……という思いです。

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