3月2日、4連勝中の東京サントリーサンゴリアスは順位を7位まであげてプレーオフ進出が見えてきた。この日の相手は勝点で並び6位の横浜キヤノンイーグルス。バイウィーク前の大一番となった。

HIGHLIGHT

勝利して勢いをつけていきたいところだったが、敵陣に入ってからの遂行力が足らずスコア出来ないまま、ペナルティから田村優のPGで突き放されて試合終了。22－33、トライ数では並んだものの、ゴールキックの成功数で差がつき連勝は4でストップした。

試合後の経験でSH流大ゲームキャプテンは「プレッシャー下の遂行力、チームとして準備してきたが、個人による責任もある」と苦言を呈した。

東京サントリーサンゴリアス　小野晃征HC

自分たちでチャンスをしっかり作っていたが、敵陣22m内でエラーが起きて、前半、得点につながらなかった。後半、1スコア以内に追いついたが自分たちのエラーが起きてこの結果になったかなと思います。自分たちに矢印を向けて、ダイナボアーズ戦に向けて準備していきたい。

――最後、取り切れなかったが


ゴール前まで行って、遂行力のところで点につながらなかった。残り5mでエラーも起きてしまった。陣地取りのゲームなので、トライラインを超えたらスコアになるので、最後、そこはスコアに大きく影響があったかな。精度を上げないとスコアできなくなってしまうので、そこは自分たちが修正するところかなと思います。

――松島選手の投入のタイミングと今日のパフォ―マンスについて


どのチームも　80分間、戦わないといけない中で、復帰明けで出すタイミングをコーチと話していた。経験がある分、フィニッシャーとして活躍したかな。どんどんゲームを重ねて、彼のパフォーマンスを上げていってほしい。彼はボールの周りで参加したら、よいプレーもあると思っているので、これからゲームタイムを増やして、彼らしいプレーをチームも期待しているし、ファンもそれを楽しみにしてほしいなと思います。


――河瀬WTB、松島FBで器用しましたが、今後はこのように使っていく？


大きくバックスリーの仕事は背番号だけだと思っているし、誰がどこにいても一緒のプレーをしてくれると思う。今日の試合は（その）バランスがよかったかなと思います。

――CTBプニヴァイの状態は？


もうすぐ出ると思います。

東京サントリーサンゴリアス　SH流大ゲームキャプテン

22mに入ったときの遂行力がなく、この点差になって負けてしまった。力負けかなというところです。解決策は自分たちにしかないと思うので、バイウィークも使いながら、次の試合に向けて準備していきたい。

――最後、相手はトライが取れてサンゴリアスは取れなかったが……


何回も同じレビューをしていますが、やっぱりプレッシャー下の遂行力、チームとして準備してきたが、個人による責任もあると思います。個人の責任というよりはチームの責任かと。そこはサイクルになっていくので、本当にチャンピオンを目指していくには22m内の遂行力を上げないとチャンピオンになれないと思う。今一度、チャンスになったとき、プレッシャー下の遂行力はあげていかないといけない。

――-今までのサントリーと比べて、ゲームのばらつきがあるが……

今の段階では思いついていない。自分たちに非がありますが、言い訳できない。自分たちがまだまだ弱いと思っています。強くなるしかないですね。