「7月末にチームに合流したら、その週末に試合があって、SOがいなくて、いきなりスタートで使ってもらえたんです。びっくりしました(笑)」
山本実(やまもと・みのり)は笑って振り返った。
「頑張ってサインを覚えました。私も英語がわからなかったけど、SHがスコットランド代表の選手なので助けてもらって。時間を重ねながら、ミーティングも重ねていって、覚えていって、だんだんパフォーマンスが上がっていきました」
7月24日の南アフリカ戦@釜石からテストマッチ4連戦に臨むサクラ15。注目を集めそうなのが、海外で武者修行を重ねてきた選手たちだ。コロナ禍に見舞われた2020-2021年にはイングランドのエクセターにPR加藤幸子、ワスプスにCTB鈴木彩香、スペインのセビリアにWTB平野恵里子が挑戦。2021-2022年には加藤に加えCTB小林花奈子もエクセターに、そしてSO山本実が同じイングランドのウースターへ挑戦した。