サクラフィフティーンこと女子15人制日本代表がタフな英国遠征を終えた。
ウェールズ、12位日本。しかし来年のワールドカップに向け出場権を得ているのは下位の日本とウェールズ。ウェールズは前回大会8強入りでシード権を獲得済み。日本はアジア予選実施が困難な状況を受けワールドラグビーとアジアラグビーにより推薦出場が決定。そして9月に行われた欧州予選の最終戦、スコットランドがアイルランドに劇的な逆転勝ちを飾り、世界最終予選に回ることが決定。世界ランクでホームユニオン最上位(8位)のアイルランドがW杯への道を断たれる、という状況だった。
遠征の成績を改めて記す。
11月7日 日本×5-23ウェールズ(T:齋藤聖奈)
11月14日 日本×12-36スコットランド(T:永田虹歩、加藤幸子、C:平山愛)
11月20日 日本×12-15アイルランド(T:古田真菜、齋藤聖奈、C:大塚朱紗)
ツアー最終戦となったアイルランド戦を終えたレスリー・マッケンジーヘッドコーチは、最終戦翌日の21日に行ったオンライン総括会見で「このツアーでは、1週間ごとに自分たちがやったことを把握して次の試合に臨むことができてよかった」と振り返った。
「最初のウェールズ戦は2年ぶりのテストマッチ。結果にはショックを受けたけれど、その内容をレビューして、次の2試合に向け準備できたことは幸運でした。自分たちのやりたいラに向けて修正を加えていくことができた。レビューをして、次に向けたスケジュールを立てて、準備を進める。W杯本番と同じようなサイクルを経験できた。これはチームにとって大事な学びの時間になったと思う」