後半18分、福岡堅樹の逆転トライにいたるまでのプロセスは、偶発的ではなかった。しっかり自陣からフェイズを重ね、相手にプレッシャーをかけペナルティーを誘い、FW、BK全員のプレーが精度高いものでアイルランドを圧倒していた。
ディフェンスリーダーの中村亮土は「ディフェンスで我慢。ボールをキープしてアタックを続けること」と話、逆転勝利という結果を導き出した。
僕らのアンラッキーのところもあったし、ラッキーなところもありましたがその中で接戦に持ち込んで勝ちきったということはジャパンのチームの底力があがっている、サプライズではなく、チームとして勝負して勝ったという試合でした。
――序盤の失点については
あそこから相手も勝負できるところはなかったと思いますし、あれはあれでリスクのある攻め方だったと思います。後半、プレッシャーある中ではそういう攻撃さえもできなかったので、あの失点はあまり気にしていなかった。前向きにでした。
――後半、おいあげる展開でどんな話をしていた
とにかく、ディフェンスで我慢すること。あとボールをもってアタックすることを話していました。
――次の試合にむけて
この勝ったことをエネルギーにかえて油断しないように、サモアもいいチームなので、しっかり準備したいです。
――スタジアムの雰囲気は
最高でした。国歌斉唱の時、開幕戦よりも心にくるものがありました。いい入りができたと思います。