前半22分、敵陣ゴール前でのマイボールスクラム。ボールをもったCTB中村亮土はゴールに向かって縦に進んだ。81,000人という大観衆を前に「血のたぎるくらいワクワクした」という。アタックでもディフェンスでも真骨頂であるフィジカルの強さはしっかりと通用していた。2019年に向けて「これから何年かラグビーをするのにあたり、いい経験になった」と話した。
――トライシーンを振り返ると
スクラムを押すというサインがでていて、もし出たらぼくがキャリーをするということだった。結構、スクラムもいい形で押せて、いいボールも出せたので、最後、勝負するだけだった。
イメージしていた通り。僕がいくというのは今までずっとやってきたことだった。うれしかった。チームとしても勢いがつきましたし。何も考えてはいなかった。相手に対して前にいくだけという思いで行ったらトライできた。
――コンタクトで前に出られた
試合前の分析から見ていても、そんなにディフェンスは強くない選手だったので、そこは自信もっていけるかなというのがあったので、強い気持ちでいきました。