東京2020・男子7人制ラグビー日本代表の最終メンバーに選出された加納遼太は「残りの一ヶ月で一番大事なのは、よりチーム力を上げていくこと」と話した。セブンズジャパンの司令塔として、プレッシャーのかかる本番でも「冷静かつ視野の広い的確な判断」でメダル獲得を狙う。
――代表選手として選ばれたことで何か変化は
大きく気持ちの変化はないですが、日本代表として出場することが決まったので、落ちた人の分まで頑張らないといけないと思っています。チームの雰囲気はいい雰囲気です。(会社の方は)めちゃめちゃ喜んでいただきましたね。残り一ヶ月で一番大事なのは、よりチーム力をあげていくことになるのでそこを詰めていきたい。
――チームに帰れば、新リーグにも入らない環境となりますが、今後のキャリアについて
昨年、一昨年くらいから考えているんですけど、東京五輪が大きすぎて、それが終わらないとイメージがつかなくて、考えるのをやめました。五輪が終わってから考えようかなと思っています。(15人制に戻ることも)ないとは言いきれませんが、今は、このまま7人制を引き続きやることを希望しています。
――メンバーから会社員ということで仕事に関して聞かれることは?
7人制に入りたてのころは聞かれましたが、最近は、いろいろと知ってもらっているのであまり仕事のことを聞かれることはないですね。
――ドバイではいいプレーをされましたが、どのあたりのプレーがよくなって選ばれたと感じているか
ワールドシリーズというか、世界のチームと戦う上で、最後の国際大会だったドバイ大会では余裕をもってプレーできました。周りを見てプレーをすることができるようになったのは大きな成長だと思います。
経験という部分もありますが、常日頃求められるのはゲームメイクだったり、周りの選手を見てどのようなプレーを選択することだったので、プレーをする上で考えなけれならないこととが多かった。それがはじめのころは一杯一杯だったですが、それに慣れてくるなかで余裕がでてきたと思います。(五輪が一年延期になったことは)自分にとってもめちゃくちゃプラスでした。