冷静な判断で最適な選択をしてチームを勝利に導く―加納遼太 | ラグビージャパン365

冷静な判断で最適な選択をしてチームを勝利に導く―加納遼太

2021/07/05

文●編集部


東京2020・男子7人制ラグビー日本代表の最終メンバーに選出された加納遼太は「残りの一ヶ月で一番大事なのは、よりチーム力を上げていくこと」と話した。セブンズジャパンの司令塔として、プレッシャーのかかる本番でも「冷静かつ視野の広い的確な判断」でメダル獲得を狙う。


――代表選手として選ばれたことで何か変化は


大きく気持ちの変化はないですが、日本代表として出場することが決まったので、落ちた人の分まで頑張らないといけないと思っています。チームの雰囲気はいい雰囲気です。(会社の方は)めちゃめちゃ喜んでいただきましたね。残り一ヶ月で一番大事なのは、よりチーム力をあげていくことになるのでそこを詰めていきたい。


――チームに帰れば、新リーグにも入らない環境となりますが、今後のキャリアについて


昨年、一昨年くらいから考えているんですけど、東京五輪が大きすぎて、それが終わらないとイメージがつかなくて、考えるのをやめました。五輪が終わってから考えようかなと思っています。(15人制に戻ることも)ないとは言いきれませんが、今は、このまま7人制を引き続きやることを希望しています。


――メンバーから会社員ということで仕事に関して聞かれることは?


7人制に入りたてのころは聞かれましたが、最近は、いろいろと知ってもらっているのであまり仕事のことを聞かれることはないですね。


――ドバイではいいプレーをされましたが、どのあたりのプレーがよくなって選ばれたと感じているか


ワールドシリーズというか、世界のチームと戦う上で、最後の国際大会だったドバイ大会では余裕をもってプレーできました。周りを見てプレーをすることができるようになったのは大きな成長だと思います。

経験という部分もありますが、常日頃求められるのはゲームメイクだったり、周りの選手を見てどのようなプレーを選択することだったので、プレーをする上で考えなけれならないこととが多かった。それがはじめのころは一杯一杯だったですが、それに慣れてくるなかで余裕がでてきたと思います。(五輪が一年延期になったことは)自分にとってもめちゃくちゃプラスでした。


――岩渕さんからも褒めていただいたこともあった?


岩渕さんからは、コロナになる直前に行った合宿から、課題も多く指摘されましたが、褒めていただけることも増えました。最後ドバイ大会ではメンバーに選ばれる、選ばれないことを考えずにチームを勝たせるためににどうすればいいか、先のことを考えてほしいと言われました。期待されていると感じていました。ただ、自分がゲームメイクができなければ信頼を失うということも同時に感じていたので、緊張もありました。


――チームの中では彦坂匡克選手とムードメーカー的なキャラクタですが


まささん(彦坂匡克)ではありえないですね。


――冒頭に「落ちた選手の分も」という発言がありました


7人制をやり始めて4年、5年経っているんですが、一緒にプレーしてきた選手もいますし、本当にファミリーのような感じだったので、そういう選手たちが落選しているのをみるとそういう思いがあります。

――選手選考は全員がいるところでおこなわれた?

はい。そうですね。


――岩渕健輔ヘッドコーチは協会の専務理事もつとめていて、会社員として見ていてどう感じましたか。


チームの中では「岩渕さんは二人いるんじゃないか」という話しになるくらい、忙しすぎて大変なはずなのに、7人制の合宿にきたらしっかりシフトしてくれて、1on1ミーティングでも忙しそうな素振りを見せることがなかったです。


――改めてポジションと強みを教えて下さい。


ポジションはSHとSOをメインでやっています。プレーの強みは、パス、ラン、ゲームメイクもできる、オールラウンダー的にプレーしていますが、一番の強みは、ここ絶対に取らなければならない時に、冷静に周りをみて、キャラクターを見て、冷静な判断をし最適な選択ができることだと思います。


――会社員としてはどんな仕事をしてきましたか?


2年前は新卒採用の面接をやっていましたが、昨年からほぼほぼラグビーに集中させてもらっています。


――メンバーが決まったあとも落選した選手も合宿に帯同して一緒に活動していることについて


試合は国際試合ができない中で、世界的な実力がある選手でさえも日本代表からは落選してしまっているので、そういうワールドレベルの選手と練習できるのは貴重な経験です。彼らとやるときに下手なプレーもできないのでプレッシャーもありますし、切磋琢磨していける状況です。


――落選した選手たちは手強い?


めちゃくちゃ手強いですし、選考があって、プレッシャーがかかる中でやってきたので、思うようなプレーができない場面があったのかもしれないですが、それが開放され生き生きしたいいプレーをしている場面をみます。


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