本気のオールブラックス、ジャパンとどう戦う。イアン・フォスターHCとサム・ケインキャプテンに訊く | ラグビージャパン365

本気のオールブラックス、ジャパンとどう戦う。イアン・フォスターHCとサム・ケインキャプテンに訊く

2022/10/28

文●編集部


「リポビタンDチャレンジカップ2022」で日本代表と対戦する、オールブラックスことニュージーランド代表が前日練習を行った。練習後、サム・ケインキャプテンが取材に応じた。前日に行われたイアン・フォスターHCの会見と合わせてお届けする。

オールブラックス FLサム・ケインキャプテン

サム・ケインキャプテン

サム・ケインキャプテン


――今の心境は


素晴らしい気持ちです。65,000人も試合の会場に来てくれるということで楽しみにしています。(体は)いい状態でいます。今回、合宿からいい練習ができている。いい準備ができている。


――この後、欧州に行きますが日本代表戦の位置づけは?


今回の遠征では4回タフな試合がある。今回もタフな試合と想定している。1ヶ月試合をしていないが、少しずつ改善できている。今回の試合でもいいパフォーマンスしたい。

――チーフスでプレーした経験を持つFLリーチが「ケインができるのが楽しみ」と話していました


私もリーチと対戦するのを楽しみにしています。2年ほど、一緒にプレーしました。サンウルブズで1回やりました。非常にいい選手であることは間違いない。彼は日本代表のハートとソウルです。日本代表のルースFWは3人とも強くて、いい選手ばかりです。試合後に、きっといっしょにビールを飲むこともあるでしょう。

会場の国立競技場。すでに前売完売となっている

会場の国立競技場。すでに前売完売となっている




――日本代表戦のフォーカスは


いろんなところを毎試合フォーカスしているが、今回、セットピースに集中している。あとブレイクダウンですね。日本はアタック、ディフェンスともブレイクダウンが強く、ディフェンスでボールを奪う力もあるので、そういうことに注力してきました。


――オールブラックスのキャプテンをやっていますが負けたときはどう対処している?


キャプテンとして、チームとしても試合の結果が上手くいかないと一番苦しんでいると思います。負けたときはファンからこうした方がいいと出てくるが、その状態でちょうどいいと思います。みんながケアしてサポートしてくれています。このチームは成功してほしいと思っているの 理解しています。負けたとき苦しんでいるのはチームです。成功したい気持ちがたくさんあって、成功できなかったときは辛いです。チームの目標は毎試合、少しずつ改善することです。

ジェイミー・ジョセフHCとトニー・ブラウンコーチ

ジェイミー・ジョセフHCとトニー・ブラウンコーチ


――日本代表の成長について


日本代表は2015年に南アフリカに勝ってからどんどん成長した。アイルランドの、スコットランドに勝った経験もあり、毎試合成長している。日本のファンはパッションを持って試合をサポートしてくれています。そのサポートをW杯で体験していますし、3年後の今でも日本のみなさんが日本代表に成功してほしいという気持ちを十分に感じています。日本代表はバランスのいいチームで、強いことは間違いない。コーチも素晴らしい。ジェイミー・ジョセフ、トニー・ブラウン、ジョン・ミッチェルがいいコーチングをしているので、良い試合をすると思います。

オールブラックス イアン・フォスターHC

イアン・フォスターHC

イアン・フォスターHC


――セレクションのところで、メンバーの入れ替えがあったが?


セレクションでインパクトあるのであれば少しだけです。今回の試合に向けて明確な計画あった。チャンピオンシップでなかなか試合時間もらえなかった選手を使う予定だった。戦略的に選んだ。質の高いメンバーになったと思いますし、いいパフォーマンスをしてくれると思います。今朝、バレット兄弟も日本に来られて良かった。1週間 いい準備できています

――初先発となるFBスティーブ・ペロフェタ&インサイドCTBロジャー・トゥイバサ・シェックにとっては大きな試合になる。何かメッセージを伝えたか?


彼らに言ったのは「自分がやってきたことを信じて試合に入ること」です。2人ともいい選手ですし、いいパフォーマンスをすると思う。チャンスを待っていたと思います



――ワールドカップ2021準々決勝を戦うブラックファーンズと時間が被ってしまったが


こういうことになったのは我々としても残念に思うし、意図的ではないと思っています。誰かのミスだったと思うが、何かの方法でみなさんが両試合を楽しめればと思います。ブラックファーンズに良い試合をしてくれればと思います。ミスした人を責めないで、両方の試合を見る方法をみつけるのがベストだと思います。

――ラグビーチャンピオンシップで、勝ち星が伸ばせなかったが、そのことが今、どう活きている?


チャンピオンシップでは我々がスロースタートしてしまったのは事実。エナジーレベルを上げるように取り組んできてそれができるようになった。試合では長い期間、いいプレーすることを集中していて、それが少しずつできるようになった。土曜の試合では重要なことです。新しい選手が入ってきて、時間かけていたが、最後良い形に終わって少しは自信がついたと思いますし、土曜日の試合では自信が大事です。

リッチー・モウンガ

リッチー・モウンガ



――ジェイミー、ブラウニー、ジョンとコーチ陣はNZ人でよく知っていると思うがそれがやりやすいのか、逆にやりにくいのか?


現在のラグビーの分析レベルからすると、コーチの間柄というのは関係あるが、我々がよく知っている、むこうも我々のことをよく理解している。ただ実際に我々は入ることできない。 我々のたてた計画を選手たちが実行できるかがポイントです。日本もだいぶ成長しているし、タフな試合になると思います。もっといいますとスタジアムが売り切れた影響もあると思います。

――日本代表は体重が比較的軽く、テンポのはやいゲームをしてくるが。


テストマッチはいろんな国、スタイルがあるが、コロナの影響で、海外で試合ができない期間があった。違うスタイルとプレーしたいとみんな思っている。違うスタイルの日本と対戦するのが楽しみです。学ばないといけないこともあるし、相手がやってくることに反応しないといけない。今週の試合は間違いなくビッグゲームになると思うので、チャレンジを活かしたい。

ボーデン・バレットとダミアン・マッケンジー

ボーデン・バレットとダミアン・マッケンジー

――日本代表に対して、プレータイムが短い時間の選手を出すことへ不安はないのか?


いろいろと経験あるメンバーとないメンバーがいるが、前の試合から5週間経っているので、出場時間の影響が大きくなると思います。今回のメンバーに新しいメンバーもいるが 経験豊富なメンバーもいるので、若い選手と経験ある選手がバランス取れたと考えてメンバーを選考しました。

アーロン・スミス

アーロン・スミス




――警戒する日本代表の選手は? 


どの日本人選手もいいプレーすることを期待していません(苦笑)。みなさんから見て楽しみなメンバーになっていると思いますが、私が相手のチームを見るときチームのハート&ソウルのある選手をまず見ます。リーチ マイケルやWTBの選手もボールを持ったらいろんないいプレーできるので、我々としてはボールを持っている時間を与えない計画でいきます。日本代表は質の高い選手ばっかりですし、最近の結果から見ると強いチームであることは間違いない。

リポビタンDチャレンジカップ2022・ニュージーランド代表試合登録メンバー

1 ジョージ・バウアー(19)
2 デーン・コールズ(84)
3 ネポ・ラウララ(42)
4 ブロディー・レタリック(98)
5 トゥポウ・ヴァアイ(15)
6 シャノン・フリゼル(21)
7 サム・ケイン ◎(85)
8 ホスキンス・ソトゥトゥ(12)
9 フィンレー・クリスティー(12)
10 リッチー・モウンガ(41)
11 ケイレブ・クラーク(11)
12 ロジャー・トゥイヴァサ=シェック(2)
13 ブレイドン・エノー(5)
14 セヴ・リース(21)
15 スティーブン・ペロフェタ(1)
16 サミソニ・タウケイアホ(17)
17 オファ・トゥウンガファシ(48)
18 ティレル・ロマックス(20)
19 パトリック・トゥイプロトゥ(44)
20 ダルトン・パパリイ(18)
21 アーロン・スミス(111)
22 デービッド・ハヴィリ(21)
23 アントン・レイナート=ブラウン(56)


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