8日、秩父宮ラグビー場ではセブンズラグビー(7人制ラグビー)の日本一を決める「ジャパンセブンズ2014」が開催され、男子の部では12チームが、女子の部では4チームが参加して小雨降る中熱戦を繰り広げた。
 
逆転に次ぐ、逆転。これぞセブンズの醍醐味を見たカップトーナメント決勝戦
 
	男子決勝を前に、大会ゲスト「サンプラザ中野くん」の国家独唱
セブンズ(7人制ラグビー)の日本一をかけて、カップトーナメント決勝に勝ち進んだのは連覇を狙うリコーブラックラムズと大学ラグビーの王者帝京大学だった。
 
	リコーのボークとキニキニラウが強力ダブルタックル
前半3分、ロイ・キニキニラウが先制のトライ。前半8分にもラインアウトからルーズボールとなったところをロイが個人技でトライを決め12−0とリード広げた。しかし帝京も粘り強く攻め続けるとホーンが鳴った直後、ゴールライン5m手前のリスタートから松田力也がトライを返し12−7として前半を折り返した。
 
	帝京大 森川のトライ
後半開始早々、密集からボールが帝京大に出るとフリーになっていた森川由紀乙がゴール中央にトライを決め帝京が逆転。リコーも直後に松本友介のトライで再び逆転を果たす。しかし帝京も引き下がらない。残り5分で、自陣22m付近で前原巧が抜けだすとそのままトライを決め帝京が再び逆転すると、さらにその1分後、杉永亮太のトライで26−19とリードを広げた。
 
	トヨタを破り、決勝でもリコーを相手にあと一歩まで迫った帝京大
残り3分。リコーは、直後のキックオフボールをロイが敵陣22mまで持ち込み、ボールをつなぐと松本友介がトライ。コンバージョンも決まって26−26。残りは1分40秒。次にトライを決めた方が確実に優勝へ近づく状況。そんな中でチャンスを掴んだのはリコーだった。敵陣22mを超えたエリアがラストパスをもらった、リコーのコリン・ボーグが帝京・磯田泰成のタックルをスルリと交わすとそのままインゴールへ。リコーブラックラムズが接戦を制し、昨年に続き連覇を果たした。
MVPは、優勝を決めるトライを決めたコリン・ボーグが選ばれた。
 
ジャパンセブンズ2014・男子の部 コンソレーショントーナメント優勝は東芝
 
	1回戦、帝京大vs早大 帝京大・森谷のトライ
男子 1回戦        
専修大学    17 − 19    PSIコストカッツ
ホンダ    19 − 26    トヨタ自動車
パナソニック    24 − 0    デベロップメントチーム
早稲田大学    19 − 33    帝京大学
リコー    34 − 0    九州共立大学
流通経済大学    14 − 0    東芝
 
	コンソレーション1回戦 デベロップメントチームvs専大 デベロップメントWTB松田のトライ
コンソレーショントーナメント 1回戦        
デベロップメントチーム    43 − 5    専修大学
ホンダ    19 − 24    早稲田大学
 
	東芝vs早大 早大・門田のトライ
コンソレーショントーナメント 準決勝        
デベロップメントチーム    43 − 0    九州共立大学
東芝    31 − 12    早稲田大学
 
	コンソレーショントーナメントで優勝した東芝ブレイブルーパス
コンソレーショントーナメント 決勝        
デベロップメントチーム    14 − 24    東芝
 
	トヨタ自動車vs流経大 トヨタ和田の突進
カップトーナメント 1回戦        
PSIコストカッツ    17 − 26    リコー
流通経済大学    0 −  33    トヨタ自動車
カップトーナメント 準決勝        
パナソニック    5 − 26    リコー
 
	準決勝帝京大vsトヨタ自動車 帝京大・森谷のトライ
トヨタ自動車 10 − 12 帝京大学
 
	
	カップトーナメント 決勝        
リコー    33 − 26    帝京大学
 
女子の部は、ラガールセブンが接点での強さを見せ優勝・MVPは山口真理恵
 
	女子1回戦 ラガール7vsRKU龍ヶ崎 RKU・伊藤絵美のトライ
女子 1回戦        
ラガールセブン    27 − 7    RKUグレース
名古屋レディース    5 − 10    日本体育大学女子
 
	女子1回戦 名古屋レディースvs日体大女子 名古屋・兼松のトライ
 
女子 3位決定戦        
RKUグレース    0 − 29    名古屋レディース
 
	ラガールセブンvs日体大 MVPに輝いたラガールセブン・山口のトライ
女子 決勝        
ラガールセブン    15 − 5    日本体育大学女子
 
	ラガールセブンの表彰式
 

 
	