日々進化を続けるジャパンのハーフ団、李承信・藤原忍、世界の強豪にどう挑むか | ラグビージャパン365

日々進化を続けるジャパンのハーフ団、李承信・藤原忍、世界の強豪にどう挑むか

2025/10/26

文●編集部


秋のテストマッチ5連戦に挑むエディージャパンこと、ラグビー日本代表。初戦のオーストラリア代表戦は15‐19で惜敗した。攻撃の起点となるハーフ団・SH藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)とSO李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)に試合後話を聞いた。

SH藤原忍

悔しいですね。ゴール前に限らず、すごいディフェンスはいい機能しているなとは思います。自分たちはレベルアップ、さらに良くなったと思います。

藤原忍

藤原忍


――アタックについては?

こうっていうときにやっぱりノックオンしたり、スローフォワードしてしまったりとかですけど。オーストラリアもブレイクダウンのところで、玉速く出させないように、すごく工夫してきてちょっと嫌なやり方をしてきましたし、そういうところでプレッシャーがかかってた部分もあります。

――もう少しいいテンポで攻められたらゲインもできた?

そうですね。崩せているところはあったんで。そうですね。

――ディフェンスの部分は昨年からどういう部分が変わってきている?

僕の立ち位置も変わりましたし、コネクションのところ、すごくコミュニケーションが増えたと思いますね。こうなんかシステムが変わったというよりか、すごく喋る数が多くなったと思います。


――前半できなかった仕掛けが後半できるようになったのは?

前半すごいプレッシャーがめっちゃかかっていて、僕も出すので精一杯という感じでした。でも後半は相手が疲れてきたときに出来たんですけど、ああいうプレーは前半でもできるようにしないといけないかなと思います。

――ハーフタイムでチームやBK、個人で整理したところは

ブレイクダウンのところですね。そこはもう徹底して、ボールキャリアはすぐ寝ないとか、相手はブレイクダウンを狙ってきてたんです、キャリアはしっかり立っておいてロングリリースするとか、ちっちゃなことですけど、それは意識していました。

――南アフリカ戦にむけてはポジティブ?

ジャパンはすごくタフなチームだし、スピードで勝負してくるのはわかっているので、多分(オーストラリアと)一緒のことをしてくると思うんですよ。ブレイクダウンでプレッシャーかけて、テンポ遅らせて…。それをさせないように、こっちもブレイクダウンにこだわってやっていきたいなと思います。

――前半悪かった部分を後半修正できるのは今のジャパンの成長

チームではこう、ハドル組んで、試合中でもここを直そう、もう明確なんですよ。ショートで伝えることをクイックに伝えて、そこはワーナーと承信がリーダーシップ取ってくれているんです。


SO李承信

李承信

李承信


――今日の試合の収穫

後半の10分過ぎから自分たちのアタックができましたし、どんどん順目にBKもスウィングしながら、一体感をもって全員でアタックできたシーンは本当にいいアタックだったかなと思います。ディフェンスも前半、シンビンが2枚出た中で2トライで抑えることできて、そこはチームにとって大きな収穫だったと思います。

――試合の中ではどんな会話を?

アタック二関してはシンビンがでた中で、どれだけこう自分たちが丁寧にボールキープしながら、コンテストキックだったり、ショートサイド攻めながらプレッシャーかけていこうという話は常にリーダー陣で話し合いながら、そこのコントロール自体は悪くはなかったとお思います。一つ一つのプレーの丁寧さであったり、精度であったり、空中線のところでやっぱり相手にプレッシャーをかけられていたので、そこはこうさらに6人で成長していかないといけないかなと思いました。


――総じてディフェンスのところは良くなってきている

そうですね。ファイズ中であったり、BKで一本簡単に取られてしまいましたけど、フェイズを崩されるシーンもなかったですし、相手のフィジカルのtころはさらにレベルアップしないといけないかなと思いましたけど、システム自体やコミュニケーションのところは本当に自分たちのものとしていいもとを作り出せていると思います。


「超速ラグビー」ということで、どっちかというとアタックのマインドセットというのがメインでしたけど、ギャリーが来てから、本当にクリアなシンプルなメッセージを常にチームに与えてくれていますし、世界一のアタックを目指すチームの中で世界一のディフェンスを一緒に目指していこうという話を繰り返ししてくれるので、しっかりラインスピードを上げたり、体が小さいハードアークしてダブルタックルするとか、そういうところは自分たちのDNAとして形作れていると思います。練習中もいい強度で練習できていますし、試合と同じレベルくらいのフィジカルの強度でタックル入って、ダブルタックルできているので、そういった練習がグラウンドに反映されているんかなと思います。


――試合を重ねて行くことで成長出来ている部分は

だんだん経験を重ねる中でモメンタムの判断というところは、成長できていると思います。キックの精度はさらにいいものにしていかないといけないと思いますし、これからヨーロッパでプレーしていく中でどれだけテリトリーでキッキングゲームのところでプレッシャーをかけれるかというところで大事になってくる。

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