ブラックラムズ東京にとっては勝てない試合が続いている。第4節でライナーズに快勝してから、イーグルスには8-24、スピアーズには17-18、そしてスティーラーズには17-27とここ3試合の平均得点も15点を下回り勝ちきれない。ディフェンスは強化の成果が発揮され、トップチームにも通用することを証明し、今節でもスティーラーズを苦しめた。試合後にヒューワットHC、武井日向、そして松橋周平のコメントを紹介する。
リコーブラックラムズ東京 ピーター・ヒューワットHC
腕相撲のような試合でした。こういうコンディションなので、ランニングラグビーには適していないのはもちろんわかっていたんですけども、ビッグモーメントのところで神戸に持っていかれたかなと思いました。
リコーブラックラムズ東京 HO武井日向キャプテン
本当にフィジカルな戦いになるなというのはゲーム前からわかっていたんですけど、そこに対して自分たちがやれた部分はもちろんありました。ただ、ブレイクダウン周りのプレッシャーだったり、そこでのプレッシャーをうけて自分たちが持っているアタックができなかったというのは、改善すべきところかなと思いますし、ペナルティーの数も今までの試合に比べて多かったのでそこも改善していきたい。
ーー接点のところでプレッシャーを受けたというのはやっぱり神戸が強かった?
接点の強さもありましたし、僕らもサポートプレーヤーの寄りが遅かったなと思います。2人目のサポートが遅いとあれだけプレッシャーを受けてしまうし相手はオールブラックスのジャッカラーが多くいますし、そういう選手に好き勝手に仕事を捺せすぎちゃったなと思うので、そういうところはちょっとレベルアップしていきたい。
ーー敵陣にいっても決めきれないシーンが多かった
瞬間の集中力とかフォーカスというか、そういうところが欠けてしまった部分があった。やっぱりチャンスだったり、ピンチの場面でもう一段階レベルをあげて集中力をあげていかないと取り切れるところでも取り切れないですし、取られてしまいそれが結果、勝ち負けにつながってきてしまうと思うんで、そこの集中力のところは練習からやっていきたい。
リコーブラックラムズ東京 FL松橋周平
試合は一気にいかに勢いに乗れるかがすごく大事なんですけど、相手陣に入ったときにペナルティで戻ってなんかその繰り返しをしていたらやっぱりなかなか乗って行けないんで難しかったですね。雨ということもあって、ゲームコントローラーがもう少しコントロールできていたらもっと良い結果が得られていたかもしれませんね。トライの取られ方も全部ミスからがほとんどでしたし、次の修正はしやすいかなと思います。
もう少しスマートにですね、泥臭くという部分は言っているんですけど、激しさの中に冷静さをどれだけ持てるかというのは大事だと思います。もちろん寝ている相手にコンタクトしちゃいけないことはわかっているんですけど、やっちゃって。
チャンスの時にいかにチャンスだからこそ冷静になれたらもっといいプレーとか、すごいもっと簡単にトライを取れるかなと思います。今日の神戸のトライは全部ラッキーなトライだったかもしれないけど、そこのスマートさがあってトライにつながっている部分もある。