「努力することを辞めなかった」WTB白國亮大が、大選手権決勝という大舞台でハットトリックという大きな仕事成し遂げた。2年生の時には怪我で1年出場機会がなく苦しい時期もあったが、最終学年でしっかりと積み上げてきたことをすべて出しきりチームの勝利に貢献した。
「(決勝の舞台は)本当に夢のような経験だった」
――3つのトライを振り返ると
(最初のトライ)対抗戦で結構、内にきることが多くて、読まれてはいたんですけど、外にフェイク入れてから内に切れ込む、イメージ通りに抜くことができました。
(2本目のトライ)練習通りで、あそこにスペースがあったら攻めていこうという話をしていました。奥井と同じイメージをもって攻めることができたと思います。
(3本目のトライ)インターセプトのところは、相手のパスは長くて速いパスを放ってくるということがわかっていたので、少し狙いながらディフェンスをしていましたがそこにボールが入ってきたのでよかった。
――細木キャプテンが試合中に見せた「雄叫び」はどう感じた?
1年間通してあの細木のエネルギーがチームにいい影響あたえてくれたので、「いい雄叫び」でしたね。1年~3年生まではリーダーシップというよりは、自分中心にプレーしていましたが、4年になって細木のリーダーシップがいい形でチームに影響を与えてくれました。
――4年間で一番努力したこと
最初は厳しい日々が続けましたが、努力そのものを辞めないということを意識しました。2年生の時に、足の甲と靭帯を伸ばしてしまって1年間、試合に出れなくて結構きつい時もありました。同級生がみんな試合が出ていたんで。
――今年は日常生活から見直したということですが
コロナ禍でまずは健康的に体も心も過ごすということをリーダー中心に考えて、一番は感染対策だったり、チャンピオンチームとして、ラグビーとして強いだけでなく、普段の生活や私生活もチャンピオンにふさわしいように過ごしていました。