12月27日、3年ぶりの開催となる花園U18女子15人制が開催された。
この大会は男女7人制ラグビーの五輪種目採用が決まった2009年に「花園U18セブンズ」として始まり、2015年の第7回大会から15人制にリニューアルされた。これまで多くのオリンピック選手、15人制ワールドカップ代表選手を送り出している大会だ。
2020年からはコロナ禍に見舞われ、開催が見送られてきたが、今年は3年ぶりに開催。いまの3年生にとっては高校生活で初めての「U18花園女子15」だった。
試合は東軍のキックオフで始まった。SOの西亜利沙主将、FB松村美咲(ともに関東学院六浦3年)のダブルエースを擁する東軍はそのまま敵陣ステイを狙うが、西軍はSO大内田葉月(修猷館1年)が距離の出るキックを蹴り返す冷静なエリアマネジメント力を発揮。東軍FB松村美咲とのキックの蹴り合いは、シニアも含めた国内女子ラグビーではなかなか見られないクオリティーの高さだった。