サクラフィフティーン2022・選手名鑑 | ラグビージャパン365

サクラフィフティーン2022・選手名鑑

2022/07/20

文●大友信彦


サクラフィフティーンがワールドカップ前のウォームアップマッチ4連戦に向け、7月10日、岩手県釜石市で始動した。

今回予定されているテストマッチは以下の通りだ。


7月24日(日) 日本-南アフリカ(釜石鵜住居復興スタジアム 14:45)
7月30日(土) 日本-南アフリカ(熊谷ラグビー場 17:45)
8月20日(土) 日本-アイルランド(静岡スタジアムエコパ 19:00)
8月27日(土) 日本-アイルランド(秩父宮ラグビー場 19:00)

サクラフィフティーンが国内で試合を行うのは前回ワールドカップの壮行試合として小田原でおこなわれた2017年7月の香港戦以来5年ぶりのこと。この間、2019年にはアウェイでイタリアと引き分け、スコットランドを破り、今年5月にはやはりアウェイでオーストラリアを破るなどめざましい成績を収めているサクラフィフティーンが、いよいよ日本のファンの前で姿を見せる。

7月4日現在の世界ランクは日本の12位に対し南アフリカは13位、アイルランドはRWC予選を突破できず、すでに次のW杯に向けて新チームを作り始めている段階だが、世界ランクは7位の強豪で、日本が5月に破ったオーストラリア(現在8位)を上回る(ただし、日本が破った5月の時点でオーストラリアは5位だった)。

10日から始まった釜石合同合宿の参加メンバーは全部で52人。

内訳はFWが29人、BKが23人。
昨秋の欧州遠征メンバーが33人、今春のオーストラリア遠征メンバーが36人、うち26人が両方に参加していた。どちらの遠征にも参加していなかったが今回改めて代表候補として呼ばれたのはFWで小西想羅、牛嶋菜々子、BKで鈴木彩香、パラキゆき、平野恵里子、藤崎春菜、大内田優月、木田まこ、下村理紗の9人だ。

相次ぐコロナ感染者の判明により、予定されていた練習公開は中止。

相次ぐコロナ感染者の判明により、予定されていた練習公開は中止。



写真は20日に行われた贈呈式の様子。大槌町出身で釜石高校卒業の平野恵里子は、「いい状態で練習できている。前回、(釜石で合宿できて)一つの夢がかなったので、2回目の(今回は)自分にフォーカスしている。WTBとしていろいろ経験しているという自分の強みを出して、アピールしてW杯のメンバーに選ばれるように頑張りたい」と話した。


ラグビージャパン365では、24日から行われるテストマッチ4連戦をもっと楽しむために、本誌独自のサクラフィフティーン選手名鑑を作成した。

PR 南早紀(みなみ・さき/横河武蔵野アルテミスターズ)

南早紀

南早紀

福岡県出身 26歳(太宰府少年RC/筑紫-日体大-横河レンタリース)163/70 Caps:21 通算4T 2019年バーバリアンズ選出 セブンズでも2014年香港女子セブンズに日本選抜で、同年世界学生セブンズに学生日本代表で出場。ゴールキックも得意で、太陽生命シリーズ通算得点54(10T2C)


PR ラベマイまこと(旧姓・江渕/横河武蔵野アルテミスターズ)



ラベマイまこと

ラベマイまこと



福岡県出身 25歳(福岡/福岡L-青学大/東京フェニックス-凸版印刷)163/70 Caps:13 2022年ブランビーズでプレー 2021年に結婚した夫シオネ・ラベマイは2022年ウルグアイ戦で日本代表初キャップ。夫婦でのキャップ獲得は日本初。

PR 左高裕佳(さだか・ゆか 旧姓・五十嵐/弘前サクラオーバルズ)



佐高裕佳

佐高裕佳


愛知県出身 27歳(名古屋L/愛知みずほ大-青南商事)167/91 Caps:8
初キャップは2014年のシンガポール戦。LOでの出場だった。2020年に結婚して左高(さだか)姓に。

PR 加藤幸子(かとう・さちこ/横河武蔵野アルテミスターズ)



加藤幸子

加藤幸子



愛知県出身 22歳(名古屋L/中部大春日丘-早大在学中)164/87 Caps:8 通算2T
中部大春日丘高3年の2017年7月、香港戦で初キャップ。同年の0W杯でも期待されたがフロントローの年齢制限で出場できなかった。2020年からイングランド・エクセターでプレー。チームのプレイヤーオブザイヤーにノミネートされる。セブンズではBKもこなす。

PR 小牧日菜多(こまき・ひなた/日体大)


小牧日菜多

小牧日菜多


京都府出身 21歳(京都ジョイナス-石見智翠館-日体大3年在学中)166/76 Caps:2
2020年11月に熊谷で行われたチャレンジマッチに抜てきされ、2021年11月のスコットランド戦で初キャップ。ボールキャリーが強み。

PR/HO/BR 地蔵堂萌生(じぞうどう・めい/日体大)


地蔵堂萌生

地蔵堂萌生



福岡県出身 20歳(かしいYR/福岡L/筑紫-日体大3年在学中)163/73 uncapped
2021年度女子関東大会での活躍により、2022年3月の静岡合宿からTIDメンバーとして合宿参加。オーストラリア遠征メンバーに選ばれ、オーストラリアバーバリアンズとのノンキャップ試合にPRで途中出場した。関東大会ではNo8でも出場。

PR 牛嶋菜々子(うしじま・ななこ/日体大)


牛嶋菜々子

牛嶋菜々子



神奈川県出身 20歳(茅ヶ崎RS/神奈川プリンセス-関東学院六浦-日体大3年在学中)163/73 uncapped
関東学院六浦高3年の2019年9月の勝浦合宿にTIDメンバーとして参加。機動力あふれるムードメーカー

PR/LO 西村 澪(にしむら・みお/日体大)


西村澪

西村澪


大阪府出身 19歳(南大阪RS-石見智翠館-日体大2年在学中)169/82 Cap:1
2021年度女子関東大会での活躍が認められ、2022年3月の静岡合宿で初招集されそのままオーストラリア遠征メンバー入り。オーストラリア戦では途中出場でFLに入り初キャップを得た。

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