2023へ、ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチが抱負を語る | ラグビージャパン365

2023へ、ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチが抱負を語る

2020/01/29

文●編集部


1月29日(水)、都内・JAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREでラグビーワールドカップ2019年大会レビュー、男子15人制ラグビー日本代表の強化方針に関しての記者会見が行われた。

男子15人制ラグビー日本代表の強化委員長を務める藤井雄一郎氏、男子15人制ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)の2人が登壇した。

ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ

ミナサン、コンニチハ。
昨年、(のワールドカップ)でチーム成し遂げたこと誇りを感じています。一方、これから先、向かっているチャレンジがあることを認識しており、楽しみで、これからの4年間、ワクワクしています。

W杯期間中、日本のみなさんファンのみなさん、もともとラグビーファンもそうじゃない人も大会期間中チームを応援、支援してくださってくれたことにお礼を申し上げたい。そういったサポートなければこういう結果になっていなかった。改めて日本のみなさんに感謝をお伝えしたい。
アリガトウゴザイマシタ。


選手たちが本当に多くの犠牲払ってくれて、時にケガしても取り組み続けてくれた。

W杯の成功は、長い間いろんな影響もたらしてくれています。NZに帰国し、外から見ていると多くのメディアでラグビーが取り上げられ、選手たちはテレビに毎日出てくる。大会に向けた選手たちのハードワークの結果であり、網走、宮崎合宿での彼らのハードワークが実を結んで証明された。


また、トップリーグの開幕戦、何人が集まったのでしょう。本当に素晴らしい。先週末、神戸製鋼とサントリーの試合に行きましたが、たくさんの人々が集まっていました。これもW杯成功の成果の一つと言えると思います。


私がヘッドコーチとして日本代表に残ると決めることは難しいことではなかった。理由はシンプルに2つだけ。一つは、日本を愛している、それは国も日本の皆さんの考え方もです。

もう一つは、自分にはこの仕事を続ける責任があると思ったことです。これまでやってきたように、2023年に向けて日本ラグビーを強化、発展させていく責任を感じたからです。


大会から間があきましたが、これからの日本ラグビーについていろいろ考えたことをお話ししましょう。

もちろん、日本代表はこれからも強くありつづけないといけない。
そのために優先的に考えなければいけないのは、ウェルフェア(福利厚生)です。選手には「十分にプレーする時間」と同時に「ラグビーから離れた時間」を与えることが必要です。

ケガしている選手はリハビリをする、リコンディショニングをきちんとする。選手が最大限のパフォーマンスできる、という環境を整備したい。


トップリーグ(以下、TL)のストラクチャは、今年の12月から5月まで開催というのが適正だと考えます。

テストマッチラグビー(以下、TM)とスケジュールでコンフリクト(かち合わない)しないことが望ましい。それは、TLを戦って少し休んだりリコンディショングする時間が与えられ、6月、そしてチャンスがあれば11月のテストマッチに臨んでいくことができるからです。私が来日した6月はそうしたコンフリクトがありました。

コンフリクトせず、ストラクチャーが上手く機能し整えれば、選手はベストなパフォーマンスを発揮することにつながるだけでなく、日本ラグビー全体のレベルアップにつながるはずです。

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