桐蔭学園が連覇へ一歩前進。難敵・仰星に快勝 | ラグビージャパン365

桐蔭学園が連覇へ一歩前進。難敵・仰星に快勝

2024/01/04

文●編集部


1月3日、第103回全国高校ラグビーフットボール大会は準々決勝4試合が行われた。第1試合はAシード・桐蔭学園(神奈川)が東海大大阪仰星(大阪第3)と対戦し、34-24で快勝。準決勝へ駒を進めた。再抽選の結果、桐蔭学園は準決勝で大阪桐蔭(大阪第2)と対戦することが決まった。

60分の戦いは10点差という僅差で試合を終えたが、桐蔭学園・藤原秀之監督、東海大大阪仰星・湯浅大監督、両闘将はこの試合をどう見たか。

桐蔭学園 藤原秀之監督

桐蔭学園・藤原秀之監督

桐蔭学園・藤原秀之監督



やっぱり仰星とやるとこうなる。最後の1分、1秒まで侮れない。(ドロップゴールは)効いていたなと思います。彼らの判断です。得点が1点でも取っている方が勝ちなので。

(良かったことも悪かったことも出ましたね)完全に出ましたね。(マイボール)ラインアウトは大反省ですね。(ミスが)3ついったのは、個人的な問題ですが。

(相手が継続してきたが)点差がついて緩んじゃいました。隙だらけでした。相手が強かったですね。なかったのは(花園)初心者の現れですね。ただ今日はディフェンスはかなりやらせてもらったので良かった。(今後は)どこが来ても強い。みんなこのレベルより強いチームしか残っていないですし、仰星さんがチャレンジしたので今度はうちがチャレンジしたい。

(仰星が相手だと意識するところは)勝っていない(過去の対戦成績は)1勝4敗ですね。松島(幸太朗)以来勝っていない。相手が素晴らしかったです。

東海大大阪仰星 湯浅大監督

東海大大阪仰星・湯浅大監督

東海大大阪仰星・湯浅大監督



ラグビーを考えることもそうですし、フィジカルで負けているのは見てわかると思いますが、戦術、戦略で勝つところに魅力があるスポーツで、人生の一部みたいなところがある。そういうところに賭けてやるのが足らなかった。

(後半は)全国大会レベルを前半で感じた。全国大会でしかできない成長が見られたが、成長しにきたわけではない。勝ちにきているので、それに関しては3年生の責任だと思います。自分たちでそのステージに上がれなかった。




後半の成長はすごくしていると思いますし、この大会が集大成ではなく、成長し続けようと言っている。成長するために来ているのではないので、そこを指導しきれなかったのは私の責任です。

(10点差で敗れた。その差は)ラグビーを人生の一部として捉えているかですね。高校ラグビーは高校しかできないが、動画サービスを見ている時間があったらその差だと思います。本当にマニアックにラグビーを探求している人間が少なかった。その差だと思います。

(後半、ボール継続して良い部分もあったが)グラウンドレベルで起こりうることにアンテナを張って攻められるか、もしかしたら3年生はどこかで満足していたのかもしれない。春負けて、ここまで来たという(ことで)。そういうためにやっていないでしょ、と払拭しきれなかった僕の責任です。ひたむきにマニアックに探求します。今から頑張ります。


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