アイルランド戦レビュー・力を出し切っても勝利できなかったサクラフィフティーン。オーストラリア撃破にはSO山本のキックとバックスリーのキック処理がカギに | ラグビージャパン365

アイルランド戦レビュー・力を出し切っても勝利できなかったサクラフィフティーン。オーストラリア撃破にはSO山本のキックとバックスリーのキック処理がカギに

2017/08/15

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


サクラフィフティーン、アイルランドとの戦いは素晴らしい戦いでしたね。僕の感想でいうと、この日のサクラフィフティーンには「100点」をあげていいと思いました。


僕の基準は、彼女たちが「できるであろう」プレーをどれだけできたかどうかです。勝ち負けは相手があることだし、相対的な評価でしかない。自分たちの力を出せたかどうかという指標でいうと、初戦のフランス戦はおそらく5点くらい。でも今回のアイルランド戦は、今の時点でできることはすべて出せたと思う。選手の皆さん、スタッフのみなさんを称賛します。本当に、心を動かされました。

「本質を突いたディフェンス」ができていた。

具体的なプレーでいえば、レッグタックルというのか、下半身へのタックルがチームルールとして徹底されていましたね。正直「ここまでできるのか」と思いました。フランス戦から中3日でここまで変われるものではない。やはり、フランス戦では緊張もあってか出せなかったけれど、これまで積み重ねてきた確かなものがあったからでしょう。

ディフェンスのチームルールというと、「システムの徹底」と理解されることが多いです。この試合のサクラフィフティーンのディフェンスも「シャローディフェンスが冴えた」と取られるかもしれませんが、僕の解釈は少し違います。

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