エディージャパン、PNCサモア戦・フィジー戦レビュー・SO立川が実現した超速ラグビーの現実化とFB李承信の可能性。頼もしいWTB長田、FL下川、HO原田の成長 | ラグビージャパン365

エディージャパン、PNCサモア戦・フィジー戦レビュー・SO立川が実現した超速ラグビーの現実化とFB李承信の可能性。頼もしいWTB長田、FL下川、HO原田の成長

2024/09/29

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


翔太です。
PNC2024はフィジーが決勝で日本を41-17で破り優勝を飾りました。
日本はプール戦でカナダとアメリカを、準決勝でサモアを破り、決勝に進みましたがフィジーに敗れ準優勝という結果に終わりました。目標に掲げていた優勝には届かなかった。とはいえ、サモアには良い内容で勝って決勝までは勝ち進んだ。最低限のノルマは果たしたとも言えますが、最後のフィジー戦は覚悟していた以上の完敗だった。 総括の難しい大会でした。

フィジー戦は完敗だったエディージャパン

フィジー戦は完敗だったエディージャパン


評価を難しくしている要因のひとつはエディーが掲げていた「超速ラグビー」への評価でしょう。これが「新しい」かどうかは正直、微妙だと思います。超速にこだわるあまり、どの試合も同じような展開だったのは見ていて残念でしたが、JJ時代とは異なる戦術へのチャレンジ、新戦力の発掘という意味では有意義な4試合だったと思います。

超速ラグビーという新しいコンセプトを投入してチームの強化を図るエディー・ジョーンズHC

超速ラグビーという新しいコンセプトを投入してチームの強化を図るエディー・ジョーンズHC


正直「超速ラグビー」は極端な戦術に挑戦・遂行するのが目的で、目の前の試合に勝利することを優先したわけではない(勝つ気がなかった、とは違います)。最終的に、目的とする試合(RWC2027でしょう )でどのあたりでバランスを取るのか分かりませんが、その過程ではひとつのことをとことん追求する必要もある。1年目ならではのチャレンジだと思います。

という総論を踏まえた上で、日本代表にとってPNCのベストゲームだったサモア戦を振り返ってみます。

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