花園決勝レビュー・桐蔭学園の優勝は今までで最も価値がある。選手全員が戦術の意味と狙いを完全に理解していた。 | ラグビージャパン365

花園決勝レビュー・桐蔭学園の優勝は今までで最も価値がある。選手全員が戦術の意味と狙いを完全に理解していた。

2025/01/22

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


ラグビーファミリーのみなさん、いかがお過ごしですか?
年末から年始にかけて、全く息もつかせないほどの、すさまじいラグビーラッシュでしたね。
リーグワンはD1からD3まで、毎週たくさんの試合がひしめいていて、さらに高校ラグビーと大学ラグビーも熱戦が続く。見たい試合を厳選してチェックするだけでも大変な時間がかかってしまいます。

というわけで、たくさんの試合のチェック作業に追われてちょっと遅くなりましたが、年末年始のビッグゲームを振り返ってみたいと思います。

まずは全国高校大会。桐蔭学園が2年連続5回目の優勝を飾りました

東海大大阪仰星を40-17で破った決勝はみごとな試合でした。仰星は「花園で勝つのは仰星」「花園で伸びるのは仰星」と言われている素晴らしいチームでしたし、桐蔭学園はこれまで決勝で大阪のチームに勝ったことがなかった。そういう意味でも、決勝はすごくエポックな試合だった。でも、桐蔭学園の優勝を語ろうとするなら、決勝というよりも花園トータル、大会全体をどう戦ったかだと思います。

桐蔭学園日本一に向けた大きな山場は、大阪桐蔭との準々決勝

申驥世キャプテンは試合後も隙がなかった

申驥世キャプテンは試合後も隙がなかった


とりわけ、優勝候補筆頭と言われた大阪桐蔭との準々決勝は大会の大きな山場でした。実は僕は、解説の仕事で花園にいて、準々決勝の試合のすぐあとに藤原先生、申驥世主将と会ったんですが、そのときの申主将のひと言がすごかった。

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