サクラフィフティーンこと、ラグビー女子日本代表がワールドカップ2025のプールマッチ最終戦で初勝利をあげた。
先手を取ったのは日本だった。開始早々、敵陣深くに攻め込むとラインアウトモールで前進。いったん相手ボールのスクラムになるがそこを押し返してボールを取り返し、相手ゴール前でマイボールスクラムのチャンスを得ると、SH阿部―WTB今釘―FB西村とつないで左隅に先制トライ。大塚のコンバージョンは外れるが日本が5点を先制する。

前半6分、西村蒼空のトライ


今大会初先発で持ち味を出した阿部恵
スペインは11分、日本陣22m線手前で得たPKをSHデコレスがクイックスタートしてHOエレラがトライし、コンバージョンも決まって7-5と逆転。日本はすぐに相手陣に攻め込むが、最後のフィニッシュで精度を欠き、得点できず。逆にスペインは38分、日本陣深くに攻め込むと12フェイズまで攻撃を継続して38歳のベテランLOカステロがトライ。日本は前半、ボール支配率でも地域獲得でも優勢に試合を進めながら、スペインが14-5とリードを広げて折り返す。

WTB松村美咲

CTB古田真菜

SO大塚朱紗

高いワークレートを見せたWTB今釘小町