サクラフィフティーン南ア戦前日練習、南早紀主将、古田真奈、齊藤聖奈 | ラグビージャパン365

サクラフィフティーン南ア戦前日練習、南早紀主将、古田真奈、齊藤聖奈

2022/07/23

文●編集部


7月23日、サクラフィフティーンこと、女子15人制ラグビー日本代表が南アフリカ戦に向け会場となる鵜住居復興スタジアムで前日練習を行った。練習後。PR南早紀キャプテン、FL齊藤聖奈、CTB古田真奈が取材に応じた。

「ワールドカップの最後まで成長できることを意識」PR南早紀キャプテン

――明日の試合の位置づけ


まだこれから4戦控えていて(明日は)初戦になるが、W杯に向けて国内でできる貴重な機会だと思っている。豪州遠征を経て、自分たちが成長段階にあると自分たちでも感じているが、さらに、W杯の最後まで成長できることを意識して、明日の試合でもそれを意識している。

南早紀

南早紀


チームとして遠征では、絶対勝ちきることを意識してできたが、内容にこだわっていきたい。アタックはキックでエリアを取っていくことは精度を高めていきたいし、ディフェンスでボールを奪い返すことも継続してやっていきたい。


――合宿では何にフォーカス?


「W杯の最後まで成長し続ける」ということはワードとして出してフォーカスしている。


――南アフリカに対してどんな試合を


フィジカルが強いチームで、スキルはあまり高くないがアグレッシブに前に出てきて、カウンターで激しく前に出てくるところは注意したい。キックを使うということでトランジションが起きるが、自分たちのDFラインを崩さず上がり続けて相手にスペースを与えないようにしたい。


――豪州遠征で3連勝。継続したものが実を結んでいる?


継続していたものがどんどん試合に出ているかなという感じです。


――5年ぶりのホームでの試合です


東京から釜石に入ったが、チームはだいぶリラックスしていて、リラックスしている分、いい緊張感を持ってやりたい。いつも応援してくださっている方が見に来てくれるのは本当に嬉しいし、W杯の前にみなさんの前で試合ができるのが嬉しい。母が(福岡から)来る予定です。

――前回大会を踏まえて、今の気持ちは?


前回は成果を残すことができなかったので、前回よりいい結果を残すように自分たちも励みたい。W杯に向けてまだまだ女子ラグビーの認知が低いが国内の試合で盛り上げてW杯に行きたい。


――W杯の目標は


チームでは具体的なことは言っていない。


――若い選手も多いが


若い選手に対してはベテランや長く遠征にいる選手がリードできるように、同じポジションだったら情報をちゃんとシェアできるようにしている。そこはチームカルチャーとして根付いていて、自分たちのいいところだと思っています。

私自身が引っ張ることはもちろんですが、若い選手も経験して成長してほしいと思うので、自分の持っている知識を若い選手に教えることができればと思っています。


――レスリーHCが南キャプテンは自分に意見を言ってくると言っていたが……


セットプレーは前回の欧州遠征でも課題に残っていると話したことがあるが、セットプレーに関してヘッドコーチからこういう考えがあるとあって、私も譲れないところがあってこういう考えがあると話させていただいた。ちょっとぶつかりはしたが、それが逆に、私の気持ちも伝えられますし、レスリーHCも伝わってきていいディスカッションになった。(譲れないところは)スクラムです。自分がどんどん前に出たいところは譲れない。(私とレスリーHCは)お互い同じ気持ちです!


3PR・北野和子

3PR・北野和子



「バックローに行くことは最初戸惑いも。自分的にはフィットできている」FL齊藤聖奈

齊藤聖奈と南早紀、2017年も経験

齊藤聖奈と南早紀、2017年も経験


――南主将のキャプテンシーについて


見ての通り「熱い女」なので、背中についていっています。リーダーシップのある選手が多いチームなので、自分の意見を伝えるのはヘッドコーチとリレーションシップを築くには必要なことなので、いい関係でやっていけていると思います。


――若い選手も増えてきました


特にバックロー、人数が多くて補強もあったので、自分もうかうかしてられないし、いい緊張感を持って教え合っている。若い子から吸収することも新鮮味もあって、初めて代表に来た子もいるので教え合いながらやっています。


――南アフリカはフィジカルチームです


相手の6番はジャッカラーで、負けてられないなと思います。南アフリカ代表は試合が少なく、3試合しか分析していない。欧州はシックスネーションズなど、女子もW杯に向けて試合数が多いので、試合数は見られていると思います。


――前回大会はキャプテンでしたが……


肩の荷が下りましたね。前回は自分も人間的にも選手的にも未熟なこともあって、若くていっぱい、いっぱいだった。5年経って、人間的にもラグビー選手としても成長できたので、心の余裕もあると思います。

齊藤聖奈

齊藤聖奈

(FWの第一列から)バックローに行くことは、最初は戸惑いましたが、自分的にはフィットできているなと思います。自分のポジションはFLというところまで来ていると思います。レスリーHCが「おまえは下げる」と言われました。自分はフッカーにこだわっていて、フッカーというポジションが大好きだったが、聞いてもらえなかったですね(苦笑)。そこまで大きくないので、走れるし、後ろ行っておけよという感じだったと思います。


――環境


前回のW杯の準備期間と違うのは試合の数。今のチームの方が経験値がある。前回のチームは(W杯前に)アイルランドで2試合でいっぱい、いっぱいでW杯だった。今は、毎年、海外遠征に行かせてもらって、勝ち切るところやどういう準備をしないといけないか学べている。試合経験、練習ではなく、実戦じゃないと学べないことがある。経験値はチームとして上がっていると思います。




――久しぶりに国内でのテストマッチです。


5年ぶりに国内でテストマッチができるので、いろんな方に知ってもらえるいい機会なので楽しみにしています!

「自分でチームに勢いをもたらすようなプレーをしたい」CTB古田真奈

――豪州遠征を振り返って?


自分では思うような活躍ができていなかったという感想で、周りの選手が良くてそれに自分が乗っかっている感じで、今度は自分でチームに勢いをもたらすようなプレーがしたい。相手の大きさ、スピードには慣れた部分があったのでブランビーズの経験が活きたかなと思います。でも日本のチームのみんなのレベルも本当に高くてそれに突き動かされた感じでした。

古田真奈

古田真奈


――合宿では何を焦点にやっていた?


BKはキックの部分をやっていて、豪州遠征でもキッキングゲームの展開になったので、全員が蹴られるオプションを持つことで、相手の脅威に、エリアを取れるような練習をしていました。チェイスもキックカウンターもやっていた。バンジーさんとジャレットさんの2人が教えてくださった。キックの使い方、カウンター、チェイスは練習してきたので、BKは見てほしいと思います。

――フェニックスではチームのサポートをしていました


フェニックスの練習では相手役として入ることが多かったので、スピード感がすごくて、セブンズではすごくたくさん抜かれた。アタックで速くてスピードのある選手にどうディフェンスをするか考えさせてもらった。チームの活躍も刺激になって、さらに頑張ろうとなりました。


――南アフリカのBKの印象は?


パス、キックがめちゃめちゃ得意かと言われればそう感じなかったが、一人一人のスピードとフィジカルが強いので、一人の勢いを乗せてしまうとどんどんゲインを取られてしまうので、ディフェンスのところでしっかり対応したい。



――日本代表のディフェンスの特徴


私たちは1対1でディフェンスするのではなく、トイメンがパスをしたら内側の人がもう一仕事することを全員ができるチームなので、そこで数的有利を作りたい。あとはフィットネスが高いと思っているので、寝ている選手が少なく、相手より多い人数で立ってプレッシャーをかけていきたい。


――チームビルディングに関して


ミニチームがあり、ゲームで対戦したりしている。FW、BKといろんな選手が混じって4チームがあり、コミュニケーションを取れる機会を設けてもらっている。今は、レスリーさんが「初めてのおつかい」にはまっているので、それのパロティーをどんなテーマでもいいので、チームで動画を作っている。私のチームは「強くなってくる」をテーマに作っています。

――W杯に向けて


前回大会はみんなを見ている側で、同世代の選手や昔からよく知っている選手もいたので、それから刺激になっていたし、小さい頃からの憧れの舞台であった。まずは出て活躍よりも、自信をもって、その場に立てる準備をして、それで結果を出せる状態になるので、毎日、毎日、悔いの残らない準備をしたい。


――W杯が1年延期になったが


(2021年に開催されていると)ACLから復帰して半年くらいしか経っていなかったので、1年延びてレベルアップするチャンスをもらって、海外挑戦などにチャレンジできて、プラスになったと思います。


――13番は渡さないぞ!という気持ちは強い?


もちろん13番を着たいですが、 W杯が近づくにつれて、自分が、自分がより、チームのために何が貢献できるかを念頭に考えています。どの番号になってもチームに貢献したい。

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